MENU

台湾の物価は安い?最新レート&費用を抑えるポイントを紹介

台湾は近年、日本からの旅行先としてますます人気を集めています。気軽に行ける距離と親しみやすい文化に加えて、旅行者にとって大きな魅力のひとつが「物価の安さ」です。

しかし、実際に現地でかかる費用や生活コストはどの程度なのでしょうか。本記事では、台湾の最新物価事情について、通貨レートや現地の給与水準とあわせて詳しくご紹介します。

目次

台湾の最新物価情報

台湾の物価は日本に比べて全体的に安く、特に食費や交通費は台湾旅行者にとって大きな魅力です。例えば、ローカル食堂でのランチは100元(約470円)前後、台北市内のMRT運賃も20〜65元(約95〜305円)と非常にリーズナブルです。

ただし、台北などの都市部では物価が年々上昇しており、カフェやブランドショップでは日本と同等の価格帯の商品も増えてきています。

あわせて読みたい
台湾観光の完全ガイド!おすすめの名所&人気のスポット 台湾・台北は、歴史的建造物と近代的な高層ビル、賑やかな夜市や自然豊かな観光地が絶妙に融合する魅力的な都市です。 日本からのアクセスも良好で、短期旅行でも十分に...

台湾の通貨・レート情報

台湾の通貨は「ニュー台湾ドル(元)」で、表記は「NT$」または「元(ユェン)」が一般的です。2025年5月現在、1元=約4.7円で推移しており、100元の買い物で日本円に換算すると約470円になります。

紙幣は100元、500元、1000元、2000元が主に流通しており、硬貨には1元、5元、10元、50元などがあります。なお、200元紙幣や20元硬貨も存在しますがほとんど流通していません。クレジットカードの普及も進んでいますが、夜市や小さな食堂などでは現金のみの場合も多いため、ある程度の現金を持っておくと安心です。

あわせて読みたい
台湾の通貨「台湾ドル」を完全解説!1台湾ドルは何円? 台湾旅行を計画するうえで、現地通貨の知識は欠かせません。台湾では「台湾ドル」と呼ばれる通貨が使用されており、旅行中の食事や買い物、交通機関の利用において必ず...

台湾の平均給与は?物価との関係性を解説

台湾の平均月収は約44,000元(約20万6,800円)で、日本と比べるとやや低い水準です。しかし、生活費が抑えられているため、現地の人々にとってはバランスの取れた収入といえます。たとえば地方都市ではワンルームの月額家賃が6,000〜10,000元(約28,000〜47,000円)程度と、日本よりもかなり安価です。

食費や交通費も安いため、全体としての生活コストは低めです。旅行者にとっては、物価と円レートのバランス次第で、非常にコストパフォーマンスの良い旅が実現できるのが台湾の大きな魅力です。

日本と台湾の物価はどれくらい違う?

台湾の物価は日本よりもおおよそ2〜3割ほど安いとされており、全体的には日本の約1.3〜1.5倍の生活コストを感じることができます。とくに飲食や交通費、日用品の価格に差があり、旅行中の出費を抑えやすいのが特徴です。

ただし、外資系チェーン店や輸入品、一部のブランド商品は日本と同程度、あるいは高めの場合もあるため、選ぶ場所によって体感物価は変動します。全体として、コストパフォーマンスの高い旅先といえるでしょう。

台湾と日本の物価の違い

台湾は全体的に物価が日本よりも安く、特に食費や交通費ではその差が顕著です。ただし、すべてが安いわけではなく、商品やサービスによっては日本より高いものもあります。

旅行前にそれぞれの違いを把握しておくことで、予算の立て方や買い物の計画が立てやすくなります。特に滞在中に利用する頻度の高いものを中心に、具体的な差を見ていきましょう。

台湾が日本より安いもの

台湾では、外食が非常に安価に楽しめます。ローカル食堂や屋台では、魯肉飯や牛肉麺といった台湾グルメが1食100元(約470円)以下で食べられることも多く、日本のコンビニ弁当より安い感覚です。

また、公共交通機関の運賃も安く、MRT(地下鉄)は最短区間で20元(約95円)ほど、長距離バスも100元(約470円)前後で県をまたぐ移動ができます。観光中の移動や食事にかかる費用が抑えられるのは、旅行者にとって大きな魅力といえるでしょう。

あわせて読みたい
【旅行日数別で解説】台湾の旅行費用はいくら? 台湾はグルメ、歴史、温泉、自然と見どころ満載ながら、飛行機で約3〜4時間と日本からのアクセスも良好で、費用を抑えた海外旅行先として人気です。 特に近年はLCCの普...

台湾が日本より高いもの

一方で、日本より高く感じるのが「輸入品」や「化粧品」、そして「ブランド品」です。台湾では関税や輸送コストの影響で、日本製の化粧水やスキンケア用品が1.5倍以上の価格になることもあります。

また、ユニクロや無印良品といった日本ブランドの商品も、日本国内より割高に設定されているケースが多く見られます。さらに、最新のスマートフォンや家電も日本と比べて高額な場合があるため、これらを購入予定の方は事前に価格を確認しておくとよいでしょう。

宿泊費の比較

台湾の宿泊費は日本と比べて非常にリーズナブルです。台北市内の中級ホテルでは、1泊あたり約5,000〜10,000円が相場で、清潔で快適な滞在が可能です。さらに、ゲストハウスやホステルを利用すれば、1泊2,000円程度から宿泊できる施設もあります。

日本の都市部で同等の宿泊施設を利用する場合、1泊あたり10,000〜15,000円が一般的であることを考えると、台湾では約半額から3分の2程度の予算で宿泊が可能です。高級ホテルも日本より手頃な価格で利用できるため、予算に応じて幅広い選択肢があります。

ツアー代の比較

台湾のツアー代は、日本と比較して非常にお得です。例えば、台北発の九份十分を巡る日帰りツアーは、1人あたり約1,500〜10,000円程度で参加可能です。日本国内で同様の観光地を巡る日帰りツアーは、1人あたり約10,000〜15,000円が相場であることを考えると、台湾では約半額以下で楽しむことができます。

また、航空券とホテルがセットになったパッケージツアーも充実しており、2泊3日で3万円台から予約可能なプランもあります。これらのツアーは、個人で手配するよりも効率的で、コストパフォーマンスに優れています。

あわせて読みたい
台湾・九份の完全ガイド!観光スポットから行き方まで 台北から日帰りで行ける人気観光地として知られる九份(きゅうふん)。山あいに広がるレトロな街並みは、赤ちょうちんが灯る夕暮れ時になると幻想的な雰囲気に包まれ、多...
あわせて読みたい
【2025年最新版】台湾・十分を完全ガイド!台北からの行き方やモデルコースも 台湾北部にある「十分(シーフェン)」は、願いを込めてランタンを空に飛ばす「天燈上げ」で知られる風情ある観光地です。 レトロな鉄道の風景や自然の中に広がる街並み...

食事費用の比較

台湾の食事費用は、日本と比べて非常に安価です。ローカル食堂や夜市では、1食あたり約100〜200元(約450〜900円)で満足できる台湾料理が楽しめます。日本の外食費と比較すると、約半額から3分の2程度の価格帯です。

さらに、屋台や軽食スタンドでは、50元(約225円)前後で軽食を購入することも可能です。高級レストランでも、日本よりも手頃な価格で本格的な料理を味わうことができ、食費を抑えながら多彩なグルメを堪能できます。

あわせて読みたい
【在住者厳選】台湾のおすすめグルメ24選を完全ガイド!料金や特徴を解説 台湾は美食の宝庫として知られ、旅行者にとってグルメ体験は欠かせない魅力のひとつです。屋台グルメから本格的なレストラン料理まで、豊富なメニューが揃い、日本人の...

交通費の比較

台湾の交通費は日本と比べてかなり安価です。台北市内のMRT(地下鉄)は、初乗り20元(約90円)から利用でき、距離に応じても最大で65元(約300円)程度と非常にお手頃です。一方、日本の都市部では初乗りだけでも約200円前後かかり、全体的に約2倍以上の差があります。

タクシーも初乗りが約85元(約400円)で、短距離なら500円以内で利用可能です。長距離移動では台湾高速鉄道(高鐵)が便利ですが、それでも新幹線に比べて3〜4割ほど安く、移動コストを大幅に抑えられます。

あわせて読みたい
台湾のタクシーの乗り方完全ガイド!料金、配車方法、安全な利用方法まで 台湾旅行では移動手段の一つとして、タクシーを利用する機会が多くあります。台北や高雄など都市部では数も多く、目的地までスムーズに移動できるため、観光客にも便利...

ショッピング代の比較

台湾でのショッピングは、特に日用品や衣類、雑貨などにおいて日本よりも安価です。たとえば、ローカルブランドのTシャツやバッグは1枚300〜600元(約1,400〜2,800円)ほどで購入でき、日本のファストファッションと比べても割安感があります。

また、夜市やローカルマーケットでは、交渉によってさらに安くなることもあり、掘り出し物を見つける楽しさも魅力です。一方で、輸入ブランドや高級品は日本と同等かやや高めに設定されているため、目的に応じた買い物計画が必要です。

お土産代の比較

台湾のお土産は種類も豊富で、比較的安価に購入できます。定番のパイナップルケーキは1箱250〜400元(約1,100〜1,800円)ほどで、10個入りなどの詰め合わせでも手ごろな価格です。

お茶やドライフルーツ、雑貨なども1,000円以内で購入できるものが多く、複数買いしても予算を超えにくいのが魅力です。日本では同じような土産物を購入しようとすると、内容量や包装の関係でやや高くつくことがあり、台湾の方がコストパフォーマンスが良いといえます。

観光スポット&アクティビティの費用の比較

台湾の主要な観光スポットやアクティビティは、入場料や体験費用が日本よりも抑えめです。たとえば、中正紀念堂龍山寺など多くの歴史的建造物は無料で入場でき、夜市や市場での食べ歩きも数百円で楽しめます。

有料施設でも、台北101展望台が600元(約2,700円)、九份・十分のライトアップツアーが約1,500〜3,000円程度と、日本の類似施設と比べて3〜4割安い価格設定です。気軽に参加できるアクティビティが多く、観光コストを抑えながら充実した体験ができます。

あわせて読みたい
台湾・台北101を徹底解説!フロアガイドからおすすめポイントを紹介 台湾を代表するランドマークとして知られる「台北101」は、台北のシンボルであり、多くの観光客が訪れる人気スポットです。高層ビルでありながら、グルメやショッピング...

マッサージの費用の比較

台湾はマッサージ天国とも言われるほど、質が高くかつ料金も日本より安価なのが魅力です。台湾の街中では、足つぼマッサージや全身マッサージなどの専門店が多く見られ、一般的な相場は足つぼ30分で約400〜600元(約1,800〜2,700円)、全身マッサージ60分で800〜1,200元(約3,600〜5,400円)ほどです。

日本では同等の施術に対し、60分で6,000〜8,000円が相場となるため、台湾ではおよそ半額程度で本格的なサービスを受けることができます。技術力も高く、深夜まで営業している店舗も多いため、旅の疲れを癒す定番の過ごし方として観光客に人気です。

インターネット・Wi-Fi代の比較

台湾ではインターネット環境が非常に整っており、公共のWi-Fiスポットも多いため、無料でインターネットを利用できる場面が多くあります。加えて、旅行者向けのプリペイドSIMカードやWi-Fiルーターのレンタル料金も手頃で、5日間のSIMプランで300〜500元(約1,400〜2,300円)ほどが相場です。

一方、日本で海外向けのWi-Fiをレンタルする場合、1日あたり1,000円前後かかることが多く、台湾の通信費は日本の半額以下といえます。快適で安価な通信環境も旅行の大きなメリットです。

あわせて読みたい
台湾SIMカードの使い方&購入方法完全ガイド 台湾旅行を計画する際、現地でのスムーズな通信環境は欠かせません。地図アプリでのルート確認や翻訳アプリ、SNSの投稿など、インターネット接続が旅の満足度を左右する...

アルコールやタバコ

台湾ではアルコールやタバコの価格も日本より割安な傾向があります。ビールはスーパーやコンビニで1本30〜40元(約135〜180円)ほどで購入でき、日本の缶ビール(約200〜250円)より2〜3割ほど安い水準です。

レストランで提供される場合も、日本のような高額なチャージはなく、気軽に楽しめます。一方、タバコは1箱110〜130元(約500〜600円)前後で販売されており、日本と同等かやや安い価格帯です。

台湾で買うと安いおすすめブランド品

台湾では、一部のブランド品が日本よりも安く購入できることがあります。特にApple製品や韓国系コスメ、台湾発のバッグブランドなどがその代表で、為替の影響や現地限定のセール、免税制度が価格に差を生みます。旅行のついでにお得にブランド品を手に入れられるのも台湾旅行の魅力のひとつです。

Apple製品

台湾ではApple製品が日本よりも安く手に入る場合があり、モデルによっては数千円〜1万円ほど価格差が生じることもあります。たとえばiPhoneやiPad、MacBookなどの主力商品は、為替レートの影響や台湾における現地販売価格の設定により、結果的に日本より割安になることがあります。

さらに、台湾国内で販売されている製品も日本語に完全対応しているため、使用上の不便はありません。大きなセール時期や免税制度を活用すれば、さらにお得に購入できる可能性があります。

コスメブランド(韓国・台湾・アジア系)

台湾では韓国や台湾の人気コスメブランドが豊富にそろい、日本よりも割安な価格で購入できます。Innisfree、Etude、3CE、heme(台湾ブランド)などは現地での取り扱いが多く、割引セールを頻繁に行っているため、日本の販売価格より2〜3割安くなることも珍しくありません。

さらに現地限定パッケージや新作が先行発売されることもあり、美容好きにはたまらない環境です。旅行中のショッピングとしても楽しめるジャンルです。

台湾ブランドのバッグ

台湾発のバッグブランドも、日本より安価かつ高品質なアイテムが手に入るジャンルです。たとえば「ROBINMAY」や「CHARLES & KEITH」(台湾に多くの直営店あり)などは、デザイン性が高く、日本円で3,000〜6,000円程度で購入可能です。

日本では正規店が少なく、価格も高めに設定されているため、台湾現地での購入がおすすめです。軽量で実用性の高いバッグが多く、旅先でのお土産や自分用アイテムとして人気を集めています。

台湾旅行の費用相場

台湾旅行は比較的リーズナブルに楽しめるのが魅力です。航空券やホテル、食事、交通費などを含めても、2泊3日や3泊4日であれば10万円前後に収まるケースも多く、コストパフォーマンスに優れた旅行先といえます。旅のスタイルによって多少差はありますが、以下に日数別の1人当たりのおおよその費用内訳を紹介します。

あわせて読みたい
【絶対損しない】台湾を2泊3日で満喫するモデルコースを完全解説 近年ますます注目を集めている台湾は、日本から近く、2泊3日でも充実した観光が楽しめる魅力的な旅行先です。グルメや歴史、街歩き、温泉まで、多彩な体験がぎゅっと詰...

2泊3日の台湾旅行にかかる費用は

短期間でも十分楽しめる2泊3日の台湾旅行では、台北市内を中心とした観光がメインになります。航空券やホテル代を抑えれば、予算は6万円台から可能です。食費や交通費も比較的安価なため、初心者にもおすすめです。

  • 航空券(LCC利用)……約30,000円〜40,000円
  • ホテル(2泊・中級クラス)……約12,000円〜20,000円
  • 食事代(3日分)……約6,000円〜9,000円
  • 交通費(MRT・タクシーなど)……約2,000円〜3,000円
  • 観光・入場料・雑費……約3,000円〜5,000円
  • お土産……約3,000円〜5,000円

合計目安:約56,000円〜82,000円
航空券の時期や宿泊施設のグレードによって上下します。

あわせて読みたい
台湾旅行が安い時期っていつ?安く抑えるポイントも解説 台湾はグルメに観光、ショッピングと魅力がぎゅっと詰まった旅先ですが、旅行時期によって費用は大きく変わります。せっかくなら、なるべく安く訪れて、コストパフォー...

3泊4日の台湾旅行の費用・予算

3泊4日では、日帰りで郊外の観光地にも足を延ばせる余裕があり、旅行の満足度が高まります。滞在が1日増えることで費用はやや上がりますが、10万円以内に収めることも可能で、コストパフォーマンスのよい滞在が楽しめます。

  • 航空券(LCCまたはレガシーキャリア)……約30,000円〜50,000円
  • ホテル(3泊・中級クラス)……約18,000円〜30,000円
  • 食事代(4日分)……約8,000円〜12,000円
  • 交通費(MRT・長距離バス・タクシーなど)……約3,000円〜5,000円
  • 観光・入場料・雑費……約4,000円〜6,000円
  • お土産……約4,000円〜6,000円

合計目安:約67,000円〜109,000円
滞在が長くなる分だけ予算は増えますが、より充実した旅を楽しめます。

まとめ

台湾は物価が比較的安く、交通費や食事代を抑えながらも快適な旅が楽しめるコストパフォーマンスの高い旅行先です。日本からのアクセスも良く、短期間でも充実した観光を楽しめます。

通貨や物価の特徴を知っておけば、より安心して旅行計画を立てられます。グルメ、文化、ショッピングと魅力が詰まった台湾は、初めての海外旅行にもリピーターにもおすすめの目的地です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次