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台湾でレンタカーを借りる方法とは?レンタカー会社&注意点を解説

台湾旅行で自由気ままに観光を楽しみたい方におすすめなのが、レンタカーでの移動です。鉄道やバスではアクセスしにくい絶景スポットやローカルグルメの名店にも、自分のペースで立ち寄ることができます。

特に台東や花蓮、墾丁などの自然豊かなエリアを巡る際には、車があると旅の自由度がぐんと高まります。事前にしっかりと台湾のレンタカーについて確認し、安全で快適なドライブ旅を楽しみましょう。

目次

台湾でレンタカーを運転するのに必要な運転免許証

台湾で日本人がレンタカーを運転するには、国際運転免許証(ジュネーブ条約加盟国発行)と日本の有効な運転免許証の両方が必要です。国際運転免許証は日本の運転免許センターや警察署で発行でき、交付日から1年間有効です。

台湾は日本と同じ左側通行・右ハンドルのため運転感覚は似ていますが、交通標識には中国語が多く、慣れないうちは戸惑うこともあります。また、警察の取り締まりも厳しく、違反には罰金が科されることもあるため注意が必要です。運転時にはパスポートも携帯し、身分証明書として提示できるようにしておきましょう。

台湾レンタカーをする前の準備

台湾でレンタカーを利用するには、日本とは異なる制度や交通ルールを事前に把握しておくことが大切です。利用前には店舗の比較や保険内容、料金体系、必要書類などをしっかり確認しましょう。特に言語や支払い方法、運転に関する条件なども含め、出発前に準備しておくことでスムーズな台湾旅行が可能になります。

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レンタカー店を探す

台湾でレンタカーを借りる際は、事前に信頼できる店舗を選ぶことが重要です。主要都市や空港には「和運租車」や「格上租車」、「AVIS」などの日系や大手業者が多く、オンライン予約にも対応しています。

店舗により英語や日本語対応が異なるため、言語面で不安がある方は口コミ評価を参考にするとよいでしょう。また、旅行プランに合わせて24時間営業の店舗や乗り捨てサービスの有無も確認しておくと便利です。

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台湾レンタカーのよく見られる保険

台湾のレンタカーには、基本保険として対人・対物責任保険が含まれていますが、多くの旅行者は追加で「車両損害保険」や「免責補償制度(CDW)」を選択しています。特に市街地や山道での事故リスクを考慮すると、保険の充実は安心材料になります。

CDWを付けると、万が一の際の自己負担額が0〜5,000元(約2,300〜11,500円)程度に軽減される場合もあり、保険料は1日あたり300〜500元(約1,400〜2,300円)が目安です。

台湾レンタカーの走行距離と料金

台湾のレンタカー料金は日数制が一般的で、24時間あたり1,800〜3,500元(約8,200〜16,000円)ほどが相場です。車種や保険の有無、シーズンにより変動があります。

走行距離に制限があるプランもあり、1日あたり300km前後が上限で、それを超えると1kmあたり5〜7元(約25〜35円)の追加料金が発生することもあります。借りる前に、距離制限やガソリンの返却条件(満タン返しなど)を確認しておきましょう。

台湾レンタカーの支払い方法

台湾でのレンタカー代金の支払いは、基本的にクレジットカードが主流です。VISA、MasterCard、JCBなどが広く使えますが、デポジット(保証金)が必要な場合もあり、5,000〜10,000元(約23,000〜46,000円)程度を一時的にカードで確保されます。

中には現金払いに対応している店舗もありますが、限られた場所のみです。事前予約の際にオンライン決済できるケースも多く、安心して当日を迎えるためにはクレジットカードの用意がベストです。

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台湾でおすすめのレンタカー会社6選!料金相場

台湾でレンタカーを借りる場合、1日あたりの相場は小型車で2,000〜3,500元(約9,600〜16,800円)程度です。長期割引やプロモーションを活用すればさらに安くなる場合もあります。ここでは、日本人旅行者でも利用しやすい、評判の高いレンタカー会社を6社ご紹介します。

Budget(バジェット)レンタカー

世界的に展開する大手レンタカー会社で、台湾では台北や高雄、桃園空港などに営業所があります。日本語予約サイトが用意されており、初めて海外でレンタカーを利用する方にも安心です。

料金は小型車で1日約2,500元(約12,000円)〜が目安で、車両は比較的新しく清潔感があります。カーナビやETC機器の貸出も可能で、観光にもビジネスにも対応。返却場所の選択肢も多く、乗り捨てにも便利な会社です。

IWS愛旺租車

台湾発のローカル企業で、コストパフォーマンスの高さに定評があります。台北や台中、高雄など各都市に支店を構え、主要駅や空港での貸出・返却もスムーズに対応。

1日のレンタル料金は約2,000元(約9,600円)〜と手頃で、オンラインでの事前予約なら割引が適用されることも。車種はコンパクトカーからSUVまで幅広く揃い、保険付きプランも選択できます。また、英語での対応もしてくれるため、外国人旅行者にも利用しやすい会社です。

中租租車

台湾国内でのシェアが最も高い最大手レンタカー会社です。営業所は100ヵ所以上に展開されており、都市間の乗り捨てが可能なのが大きな強みです。

料金は1日あたり2,200元(約10,600円)〜で、車両のメンテナンス状態が良く、全体的に質が高いのが特徴です。日本語には対応していませんが、ウェブサイトは使いやすく、簡単な英語で予約ができます。24時間のサポート体制も整っており、初めての利用でも安心です。

直航租車

桃園国際空港を拠点とするレンタカー会社で、空港に到着後すぐに車を借りられる利便性が魅力です。日本語には対応していませんが、英語での対応をしてくれるので、観光客にフレンドリーな接客が好評です。

レンタル料金は1日あたり約2,300元(約11,000円)〜で、基本料金に保険やカーナビ、空港送迎サービスが含まれているプランもあります。短期滞在の旅行者や台北郊外をドライブしたい方におすすめです。車両は新しめで、清潔感があります。

格上租車

高級志向のレンタカー会社で、BMWやベンツなどの輸入車を多く揃えているのが特徴です。スタイリッシュな旅を演出したい方や、ビジネス・記念日の利用におすすめ。

台北や台中、高雄などの都市に店舗があり、1日あたりの料金は3,500元(約16,800円)〜とやや高めですが、車の状態は非常に良好です。顧客サービスも丁寧で、ワンランク上のドライブ体験を求める方にぴったりな選択肢です。

和運租車

台湾の大手タクシーグループ「台湾大車隊」が運営するレンタカー会社で、全国各地に営業所があります。都市間での乗り捨てができるほか、車両ラインナップも豊富で、セダン・ワゴン・SUVなどニーズに応じた選択ができます。

1日あたりの料金は約2,000元(約9,600円)〜と良心的で、法人向けサービスも充実。安全性と信頼性の高さが評価されており、初めて台湾で運転する方にも安心しておすすめできます。

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台湾でレンタカーを運転する際のポイント5選

台湾でレンタカーを利用する際には、日本との交通ルールや道路事情の違いを事前に把握しておくことが大切です。特に運転方向やバイクの多さ、駐車ルールなど、日本ではあまり意識しない点にも注意が必要です。ここでは、安全に台湾ドライブを楽しむために知っておきたい5つのポイントをご紹介します。

台湾の運転は左ハンドル・右側通行

台湾では日本と反対の「右側通行・左ハンドル」が基本です。交差点での右折は日本の左折に相当し、信号のある場合は一時停止してから進む必要があります。また、左折は対向車に注意が必要で、信号付き交差点では左折専用信号がある場合もあります。

ウインカーやワイパーのレバー位置も日本とは逆で混乱しやすいため、出発前に操作を確認しておくと安心です。最初は戸惑うこともありますが、慣れればスムーズに運転できます。

台湾ではバイク・スクーターが多い

台湾の道路ではバイクやスクーターが非常に多く、特に都市部では四輪車よりも多いほどです。車線の間をすり抜けて走行することも一般的で、車の右左折時にバイクとの接触に注意が必要です。

交差点や信号待ちの際には、バイク専用の待機スペース(バイクボックス)もあります。走行中は常にサイドミラーでバイクの動きを確認し、急な車線変更やドアの開閉にも気を配る必要があります。

セルフとフルサービスのガソリンスタンドがある

台湾のガソリンスタンドには、セルフ式とフルサービス式の2種類があります。都市部ではセルフ式が増えてきていますが、地方ではフルサービスが一般的です。

フルサービスの場合は、スタッフが給油から支払いまで対応してくれるため、中国語が話せなくても安心です。給油は「加滿(チャーマン/満タン)」と伝えるだけで通じます。支払いは現金のほか、クレジットカードや電子マネーに対応している店舗も多く便利です。

高速道路の使用料は最後に精算される

台湾の高速道路は日本と異なり、入口で通行券を取る形式ではありません。走行距離に応じた料金が課金され、出口での一括清算や後日請求される方式です。

レンタカーにはETCに相当する電子タグ(ETCカード)を搭載していることが多く、利用料金は返却時にまとめて精算されます。高速料金は1kmあたりおよそ1.2元(約6円)前後で、都市間を移動しても比較的安価です。ETC利用の有無は借りる際に確認しておきましょう。

駐車禁止のラインを確認する

台湾では、道路脇に引かれたラインの色で駐車の可否が判断されます。赤線は駐停車禁止、黄線は一時停止のみ可、白線は短時間の停車が可能です。無断駐車はレッカー移動や罰金の対象になるため、色分けのルールをしっかり覚えておくことが重要です。

また、コインパーキングや時間制の公営駐車場も各地にあり、料金は1時間20〜40元(約96〜192円)が目安です。駐車券の発行方法も施設ごとに異なるので、利用前に確認しましょう。

台湾レンタカーの受け取りに関する流れと注意点

台湾でレンタカーを借りる際は、予約内容の確認から車両チェック、書類提出まで一連の流れをスムーズに行うことが大切です。さらに、日本とは異なる交通ルールや車両仕様にも注意が必要です。以下で、具体的な受け取りの流れと注意点を解説します。

流れ

レンタカー受け取り当日は、予約した店舗のカウンターに到着後、予約内容を提示し、本人確認書類(パスポート・日本の運転免許証・国際免許証)を提出します。書類確認後、利用規約や保険内容の説明を受け、同意書に署名します。

続いて、スタッフと一緒に車両の傷や装備の有無をチェックし、問題がなければ鍵を受け取って出発となります。手続き自体は15〜30分程度で完了しますが、外国語対応が不安な方は、事前に予約確認メールを印刷しておくと安心です。

注意点

車両の受け取り時には、外観だけでなく車内の設備(ライト、ワイパー、エアコン、ETCなど)や給油レベルの確認も忘れずに行いましょう。万が一、受け取った時点で傷や不備がある場合は、必ず写真を撮って証拠を残しておくことが重要です。

また、台湾では右側通行、標識は中国語表記が中心のため、交通ルールに慣れていない場合は慎重な運転が求められます。ナビや翻訳アプリの活用、駐車場所のルールなども事前に調べておくと安心です。

まとめ

台湾でのレンタカー旅は、鉄道やバスでは行きづらい秘境や絶景を自由に巡れるのが最大の魅力です。主要都市から自然豊かな地方都市まで、移動の自由度が高まり、旅の楽しみ方も広がります。

運転免許や交通ルール、レンタカー会社の特徴をしっかり把握すれば、初めてでも安心して挑戦できます。自分だけのルートで、台湾の美しい風景やローカル文化を体感してみてはいかがでしょうか。きっと特別な思い出になるはずです。

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