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台湾SIMカードの使い方&購入方法完全ガイド

台湾旅行を計画する際、現地でのスムーズな通信環境は欠かせません。地図アプリでのルート確認や翻訳アプリ、SNSの投稿など、インターネット接続が旅の満足度を左右することもあります。日本と比べて台湾の通信環境は非常に整っており、旅行者向けのサービスも充実しています。

目次

台湾での通信方法を比較

台湾で利用できる通信方法には複数の選択肢があり、それぞれに利便性やコスト面での違いがあります。自分の旅行スタイルや予算に合った方法を選ぶことで、より快適に旅を楽しむことができます。以下に代表的な4つの方法を紹介します。

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国際ローミングを利用

日本の携帯キャリアが提供する国際ローミングサービスを使えば、台湾到着後すぐに通信が可能です。NTTドコモの「パケットパック海外オプション」は24時間あたり980円〜1,280円程度、auの「世界データ定額」は1日あたり490円〜1,280円、ソフトバンクの「海外あんしん定額」は1日あたり1,980円です。

手続き不要でスマートフォンをそのまま使用できる点は魅力ですが、料金が割高になりがちで、長期滞在には向きません。短期間の出張やビジネス利用、急な渡航時におすすめです。

台湾向けのSIMカードを購入

現地または事前に購入できるプリペイドSIMカードは、コストパフォーマンスに優れています。台湾の主要通信会社(中華電信・遠傳電信・台湾モバイルなど)が提供しており、桃園空港などで購入・受け取り可能です。

例えば中華電信の5日間無制限データプランは300元(約1,500円)前後、7日間で500元(約2,500円)程度とお得です。通信速度も安定しており、観光にもビジネスにも適しています。ただし、SIMロック解除が必要な点には注意が必要です。

eSIMを利用

近年普及しているeSIMは、物理的なSIMカードを使わずにスマートフォンにプロファイルをインストールして通信できる新しい方式です。対応機種(iPhone XS以降など)であれば、台湾到着前に日本からオンラインで契約・設定が可能です。

AiraloやTruphoneなどの海外eSIMサービスでは、台湾用の1GBプランが5日間で4.5米ドル(約700円)、3GBで10米ドル(約1,500円)程度と格安。SIM差し替えの手間がなく、特にテクノロジーに慣れた旅行者や短期滞在者に人気があります。

Wi-Fiルーターを利用

複数人での旅行や複数端末を使う場合は、Wi-Fiルーターのレンタルも選択肢のひとつです。日本国内で事前に受け取り、台湾でそのまま使用できるタイプが主流で、1日あたりのレンタル料金は700円〜1,200円程度。

通信量が無制限のプランや高速通信に対応したモデルもあります。グループ旅行で通信費を分割できるメリットがある一方、持ち運びや充電が必要というデメリットもあります。荷物が増えても問題ない人には使い勝手の良い選択です。

台湾観光でのSIMとは

台湾を観光する際、スマートフォンでのインターネット接続は非常に重要です。現地で道を調べたり、翻訳アプリを使ったり、SNSに写真を投稿したりするには安定した通信環境が必要になります。

その手段として、旅行者向けのプリペイドSIMカードが人気を集めています。SIMカードを使えば、現地の通信回線を直接利用できるため、コストを抑えつつ快適にインターネットが楽しめます。

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台湾の通信環境

台湾はアジアの中でも通信インフラが整っている国のひとつで、都市部はもちろん、地方の観光地でも広範囲にわたって4G(LTE)の高速通信が可能です。

中華電信(Chunghwa Telecom)や台湾モバイル(Taiwan Mobile)、遠傳電信(FarEasTone)といった大手通信キャリアが主要なサービスを提供しており、通信速度や安定性も高く評価されています。5Gの整備も進んでおり、台北や高雄などの都市部では一部対応エリアもあります。

台湾旅行でSIMカードを使うメリット・デメリット

台湾旅行中にプリペイドSIMカードを利用することで、現地の通信回線に直接アクセスでき、快適なインターネット環境を手軽に確保できます。料金もリーズナブルで、短期旅行者には特に人気の手段です。一方で、設定や機種の対応状況によっては注意が必要な点もあります。

台湾旅行でSIMカードを使うメリット

プリペイドSIMカードを利用することで、台湾の通信回線に直接接続できるため、通信速度が速く安定しているのが大きな魅力です。例えば、中華電信や台湾モバイルのデータ無制限プランなら、5日間で約300元(約1,500円)と非常にリーズナブル。

ホテルやカフェのWi-Fiに頼らず、どこでも地図や翻訳アプリを活用できます。また、SIMフリーのスマートフォンがあれば、SIMカードを差し込むだけで簡単に利用可能で、自分専用の通信環境を確保できるのも安心材料です。

台湾旅行でSIMカードを使うデメリット

SIMカードを利用するには、スマートフォンがSIMフリーである必要があり、SIMロックがかかっている場合は事前に解除手続きが必要です。また、SIMの入れ替えやAPN設定といった初期設定にはある程度の知識が必要で、慣れていない人にとっては少しハードルが高く感じるかもしれません。

さらに、SIMを差し替えることで日本の電話番号が一時的に使えなくなるため、SMS認証や電話を受ける必要がある方には不便です。準備不足や設定ミスによって、現地で通信が使えなくなるリスクもあるため、注意が必要です。

台湾でSIMカードを使う方法

台湾でプリペイドSIMカードを使うには、スマートフォンがSIMフリーであることが基本条件です。SIMカードを差し替えるだけで、現地の回線をすぐに使えるため、コストを抑えつつ快適な通信環境が手に入ります。SIMロックがかかったスマートフォンの場合は、出発前に解除手続きを済ませておく必要があります。以下では、SIMカード利用の具体的な手順と注意点を解説します。

SIMフリーのスマホを利用

SIMフリーのスマートフォンであれば、台湾の通信キャリアが提供するプリペイドSIMカードをそのまま挿入して利用できます。設定も簡単で、多くの場合SIMを入れ替えた後にAPN(アクセスポイント名)を自動または手動で設定するだけで、すぐに通信可能になります。

台湾の空港では中華電信や台湾モバイルなどのカウンターで、5日間の無制限データSIMが300元(約1,500円)、7日間で500元(約2,500円)と手頃な価格で購入できます。手軽さとコストのバランスが良く、多くの旅行者に支持されている方法です。

SIMフリーでないスマホはSIMロックを解除

日本の大手キャリアで購入したスマートフォンには、通信会社による「SIMロック」がかかっていることがあります。これを解除しないと、台湾のSIMカードを使用することはできません。SIMロック解除は、キャリアのオンラインサイトや店頭で手続きが可能で、条件を満たしていれば無料で行えます。

例えば、購入から100日以上経過していれば解除が可能です。手続きにはスマホのIMEI番号が必要なので、事前に調べておきましょう。解除手続きには時間がかかる場合もあるため、出発前の早めの準備が重要です。

海外SIMカードを購入

現地での手続きが不安な場合や、到着後すぐに通信を使いたい場合は、日本で事前に台湾用のプリペイドSIMカードを購入しておくのもおすすめです。Amazonや楽天などの通販サイトでは、台湾専用のSIMカードが多数販売されており、5日間のデータ無制限SIMが1,500円〜2,000円ほどで手に入ります。

自宅で開封・設定できるため安心感があり、特に初めてSIMカードを使う人にも向いています。ただし、開通日が固定されているタイプもあるため、使用開始日を確認してから購入することが大切です。

台湾のSIMカードの選び方

台湾で快適に通信を行うには、自分に合ったSIMカードを選ぶことが大切です。旅行日数、通信量、受け取り方法などによって最適なプランは異なります。

日本で事前に購入すれば安心感があり、現地で購入すればより安価な選択肢もあります。台湾の主要通信キャリアの特徴や、購入場所別のメリットを知っておくことで、よりスムーズな観光が実現できます。

台湾の通信キャリア

台湾には中華電信、台湾モバイル、遠傳電信という3大キャリアがあり、いずれも観光客向けのプリペイドSIMを提供しています。中華電信は国内最大手で、通信エリアと安定性に定評があり、山間部や地方でもつながりやすいのが特徴です。台湾モバイルは速度重視で、都市部の観光地では非常に快適な通信が可能です。

遠傳電信は価格とサービスのバランスが良く、特にデータ無制限プランが人気です。各キャリアは桃園国際空港や台北松山空港などにカウンターを設置しており、到着後すぐに契約・利用開始ができる点も便利です。

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台湾のSIMカードを日本で購入

出発前に日本で台湾用SIMカードを購入するのは、初めての海外旅行や言語に不安がある方におすすめです。Amazonや楽天などの通販サイトでは、台湾専用のプリペイドSIMカードが販売されており、5日間〜15日間のデータ無制限プランが1,500円〜3,000円程度で手に入ります。

事前にスマートフォンに挿入して動作確認できるため、現地でのトラブルも回避できます。使用開始日は購入時に設定されている場合が多いので、渡航日に合わせた選択が必要です。通信品質も中華電信などの大手キャリアと提携しているため安心して使えます。

台湾のSIMカードを現地で購入

コストを抑えつつ、プランの選択肢を増やしたい方には、現地購入がおすすめです。台湾の主要空港には中華電信や台湾モバイルなどのカウンターがあり、到着ロビーでそのままSIMを購入・契約できます。例えば、7日間データ無制限+通話付きのプランが500元(約2,500円)前後と非常にリーズナブルです。

パスポートを提示すればその場で開通までサポートしてくれるため、手続きも簡単です。観光中の急なプラン変更にも柔軟に対応できる点も魅力で、特にリピーターや自由旅行派に好まれています。

台湾用SIMカードの設定方法

台湾でプリペイドSIMカードを利用するには、スマートフォンに物理的にSIMを差し替え、必要な設定を行う必要があります。操作自体は難しくなく、SIMフリーのスマートフォンであれば5分ほどで完了します。以下では、日本で使用していたSIMの取り出しから台湾のSIMのセットアップまで、順を追って分かりやすく解説します。

元のSIMカードを取り出す

まず、日本で使用していたSIMカードをスマートフォンから取り出します。iPhoneやAndroid端末にはSIMトレイがあり、本体側面にある小さな穴に専用のピン(またはクリップなど)を差し込むことでトレイが出てきます。

慎重にトレイを引き出し、現在挿入されているSIMカードを取り出します。取り出したSIMは紛失しないよう、ケースなどに保管しておきましょう。なお、一部のスマートフォンではデュアルSIM対応のため、新しいSIMを追加するだけで切り替え可能な場合もあります。

台湾のSIMカードを挿入する

次に、購入した台湾用SIMカードをトレイに正しく装着します。SIMカードには向きが決まっており、切り欠きの位置に注意しながら差し込みましょう。トレイをスマートフォンに戻すと、自動的にSIMカードが認識され、画面上部にキャリア名(例:Chunghwa Telecomなど)が表示されるはずです。

もし表示されない場合は、端末を再起動することで読み込みが改善されることもあります。SIMサイズ(nanoSIMやmicroSIMなど)は購入時に確認しておくと安心です。

台湾のSIMカードをセットアップする

台湾のSIMカードを挿入後、自動的にAPN(アクセスポイント名)設定が読み込まれることもありますが、通信ができない場合は手動で設定が必要です。設定方法はスマートフォンの「設定」→「モバイルネットワーク」→「APN」から行います。

SIMカードと一緒に渡される案内用紙やパッケージに、必要なAPN情報(APN名・ユーザー名・パスワードなど)が記載されていることが多く、それに従って入力すれば完了です。設定後、インターネットに接続できるか確認し、接続できれば準備完了です。あわせて通話やSMSも使えるか確認しておくと安心です。

台湾用のSIMを購入する際の注意点

台湾で快適にSIMカードを使うには、事前にいくつかのポイントを確認しておくことが大切です。eSIMとの違いやSIMのサイズ、サービス内容、使用開始のタイミングなど、購入時に注意すべき点を見落とすと、現地で通信が使えなかったり、予期せぬトラブルに遭遇したりする可能性があります。

eSIMと間違えない

近年普及が進んでいるeSIMは、物理的なカードが不要な便利な通信手段ですが、すべてのスマートフォンが対応しているわけではありません。購入時に「SIMカード」と記載されていても、実際にはeSIMである場合もあるため、対応機種かどうかを必ず確認しましょう。

eSIMはiPhone XS以降などの一部機種でしか利用できず、非対応端末では使えません。また、eSIMは一度ダウンロードすると再発行ができない場合もあるため、端末の準備や設定に不安がある方には通常の物理SIMカードの方が安心です。

SIMカードの大きさ

スマートフォンによって使用できるSIMカードのサイズが異なります。現在主流なのは「nanoSIM」ですが、古い端末では「microSIM」や「標準SIM」を使用している場合もあります。購入する際に自分のスマートフォンのSIMサイズを確認し、対応したカードを選ぶことが必要です。

多くの販売店では3サイズ対応のマルチカットSIMを提供していますが、確実に使えるか事前に確認しておくと安心です。サイズが合わないと、物理的に装着できず使用できなくなるため注意が必要です。

SIMカードのサービスの違い

台湾のSIMカードには、データ通信専用、データ+通話、データ+通話+SMSといった複数のサービス形態があります。観光での利用がメインであれば、データ通信専用SIMで十分なことが多いですが、現地でレストランやタクシーに電話したい場合や、現地のアカウント登録でSMS認証が必要な場合は、通話やSMSが使えるSIMを選ぶ方が便利です。

また、使用できる通信容量や速度制限の有無もキャリアやプランによって異なるため、用途に応じたプラン選びが重要です。

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サービススタートになるタイミング

SIMカードによって、サービスの利用開始タイミングが異なる点にも注意が必要です。日本で事前に購入するSIMの中には、アクティベート日(利用開始日)があらかじめ設定されているものがあります。そのため、渡航日と利用開始日がずれていると、台湾に着いても使えない可能性があります。

一方、現地で購入するSIMは、開通手続きを行ったその時点で利用がスタートするため、無駄がありません。事前購入する際は、出発日と利用期間をしっかり確認してから選ぶようにしましょう。

周波数が対応していないスマホ

SIMフリーのスマートフォンであっても、台湾の通信周波数に対応していないと、電波を拾えず通信できない場合があります。台湾の主要キャリアは4G LTEでは1800MHz(バンド3)、700MHz(バンド28)などを使用しており、日本国内で販売されている機種でも対応していないことがあります。

特に海外メーカーのSIMフリースマートフォンや古いモデルを使用している場合は、購入前にスペック表を確認し、台湾の周波数に対応しているかをチェックしておく必要があります。

電話番号やアカウントを必要な人に伝えておく

台湾のSIMカードを利用すると、日本で使用していた電話番号とは別の番号になります。LINEやSMS認証など、電話番号に紐づいたサービスを使用している場合、事前に家族や知人に新しい番号を伝えておくことが重要です。

また、アカウントの二段階認証や銀行の本人確認など、認証コードが日本の番号宛に送られるケースでは注意が必要です。出発前に必要な認証手続きを済ませたり、LINEなどのアプリではメールアドレスでログインできるように設定しておくと安心です。

まとめ

台湾旅行では、安定した通信環境が旅の快適さを大きく左右します。現地のプリペイドSIMカードは、リーズナブルな料金で高速なインターネットを利用できる優れた選択肢です。SIMフリーのスマートフォンがあれば、簡単な設定ですぐに利用できるのも魅力。

空港や日本国内での事前購入も可能で、旅行初心者でも安心です。観光地の検索やグルメ情報のチェック、SNSでの発信もスムーズに楽しめる台湾の通信環境を、ぜひ現地で体感してみてください。

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