台湾はグルメに観光、ショッピングと魅力がぎゅっと詰まった旅先ですが、旅行時期によって費用は大きく変わります。せっかくなら、なるべく安く訪れて、コストパフォーマンスの高い旅を楽しみたいところです。航空券や宿泊費が安くなるタイミングを押さえて、賢く台湾旅を計画してみてはいかがでしょうか。
台湾旅行が安い3つの時期

台湾旅行の費用を抑えたい方は、旅行者が少ない「閑散期」を狙うのがポイントです。航空券やホテル代が安くなるだけでなく、観光地の混雑も少ないため、ゆったりと旅を楽しむことができます。以下では、特におすすめの3つの時期をご紹介します。

1月中旬〜2月上旬(旧正月前で閑散期)
この時期は、日本の年末年始休暇が終わり、台湾の春節(旧正月)前で旅行者が少ない閑散期にあたります。春節直前になると帰省や観光需要で価格が高騰しますが、その少し前の1月中旬〜2月上旬は、航空券が往復30,000円前後に下がり、宿泊費も割安になります。
気温は15〜20度前後と過ごしやすく、観光施設も通常営業のため、コストを抑えつつ快適に旅行できるおすすめの時期です。
5月中旬〜6月中旬(ゴールデンウィーク後の落ち着き)
日本のゴールデンウィークが終了した直後のこの時期は、旅行需要が一気に落ち着き、航空券やホテルの料金も下がります。東京〜台北間のLCC往復便は20,000円台に、台北市内のホテルも1泊5,000円前後で宿泊できることが多いです。
台湾では梅雨入り前で天候も安定しており、気温も25〜30度と快適です。観光地も空いているため、ゆったりと旅行を楽しめる穴場の時期といえるでしょう。
9月中旬〜10月上旬(夏休み明けで需要減)
夏の旅行シーズンが終わり、日本も台湾も学校が始まる9月中旬以降は、観光客の数が減少します。これにより航空券の価格も落ち着き、往復25,000円前後まで下がることもあります。ホテルの宿泊費も1泊4,000〜6,000円と割安に。
気候はまだ夏の名残がありますが、湿度は徐々に下がり過ごしやすくなります。また、中秋節などの伝統行事もある時期で、文化体験を楽しみながら安く旅行できる点が魅力です。
台湾・台北の航空券やホテルが安い時期

台湾・台北への旅行費用を抑えたいなら、年間の中でも「閑散期」にあたるタイミングを選ぶのがポイントです。観光客が少ない時期は航空券や宿泊費が大きく下がり、お得に台北を楽しむことができます。特に1月中旬〜2月上旬、5月中旬〜6月中旬、9月中旬〜10月上旬の3つの期間は、費用を抑えてゆったりと旅行できるおすすめの時期です。
1月中旬〜2月上旬
この時期は、日本の年末年始休暇が明け、台湾の旧正月(春節)前にあたる閑散期です。春節シーズンは航空券やホテルの価格が急騰しますが、その直前の時期は需要が少なく、価格が下がります。
東京〜台北のLCC往復航空券が30,000円前後に下がることもあり、ホテルも通常より2割以上安くなる傾向があります。気候も穏やかで、15〜20度前後と過ごしやすいため、観光もしやすい時期です。
5月中旬〜6月中旬
日本のゴールデンウィークが終わった直後は旅行需要が一気に落ち着き、航空券やホテル料金が低下します。東京〜台北間のLCCは往復で20,000円台、ホテルも1泊5,000円以下で宿泊できることが多くなります。
台湾は梅雨入り前の時期で、天候も比較的安定しており、観光にも適しています。観光地も空いているため、混雑を避けてのんびりとした旅を楽しみたい人には絶好の時期です。
9月中旬〜10月上旬
夏の観光シーズンが終わり、日本と台湾の学校が新学期を迎えるこの時期は、旅行者が少なくなるため、料金が下がります。航空券は往復25,000円前後、ホテルも1泊4,000〜6,000円で予約できるなど、費用を大幅に抑えられます。
台北の気温は25〜30度とまだ夏の名残がありますが、湿度が落ち着いてくるため快適です。さらに中秋節といった文化行事も楽しめ、コスパの高い旅が実現できます。
季節ごとでの台湾旅行の費用

台湾旅行の費用は、季節によって航空券やホテル代に差が出ます。2泊3日の旅を想定すると、旅のスタイルにもよりますが、春や秋は過ごしやすく観光にもベストなシーズン、夏や冬はイベントや気候の影響で費用が変動します。以下では季節ごとの旅行スタイルと、おおよその費用感をご紹介します。


春に旅行する場合
春(3〜5月)は気候が安定しており、気温は20〜28度前後と快適。花の名所や自然公園を巡る観光にぴったりで、特に陽明山の花畑や台中の彩虹眷村などが人気です。日本のゴールデンウィークは混雑しやすいため、やや費用が高めに。
2泊3日の平均費用は、航空券が往復で40,000〜60,000円、ホテルが2泊で6,000〜10,000元(約27,000〜45,000円)、食費や交通費を含めると全体で約75,000〜100,000円が目安です。混雑を避ければ、もう少し安く抑えることも可能です。
夏に旅行する場合
夏(6〜8月)は日差しが強く、台北では最高気温が35度近くになることも。フルーツが旬を迎え、かき氷やマンゴーを目当てに訪れる観光客も多い時期です
ただし、台風シーズンと重なるため、天候には注意が必要です。航空券は30,000〜50,000円、ホテルは2泊で7,000〜11,000元(約31,500〜49,500円)ほどが相場。全体の費用は80,000〜110,000円前後となります。夏休み期間を外せば、費用を抑えて楽しめる穴場の時期もあります。
秋に旅行する場合
秋(9〜11月)は気温が25〜30度で湿度も低く、最も過ごしやすい季節。中秋節などのイベントを体験したり、市内観光やグルメ巡りにもおすすめです。観光客が比較的少ないため、費用も安定しており、航空券は往復で30,000〜45,000円、ホテルは2泊で5,000〜9,000元(約22,500〜40,500円)ほど。
全体としては70,000〜95,000円程度で充実した旅行が可能です。気候・費用・混雑のバランスが良く、初めての台湾旅行にもおすすめです。
冬に旅行する場合
冬(12〜2月)は台北で10〜18度、高雄など南部では20度を超える日もあり、寒暖差を活かして温泉やグルメを楽しむ旅行にオススメです。北投や礁渓の温泉旅館でゆったり過ごす人も多く、日本とは一味違う冬の過ごし方が体験できます。
年末年始や旧正月は料金が高騰し、航空券は50,000〜70,000円、ホテルは2泊で8,000〜12,000元(約36,000〜54,000円)が目安。全体の費用は90,000〜120,000円程度になります。混雑を避けた1月中旬などは狙い目で、比較的費用も抑えられます。

台湾・高雄の航空券やホテルが安い時期

台湾南部の都市・高雄は、一年を通じて温暖で過ごしやすい気候が魅力ですが、時期を選べばさらにお得に旅行できます。特に観光客が減少する5月〜6月と9月〜10月は、航空券やホテルの料金が大きく下がり、コストを抑えて滞在ができます。
5月〜6月
この時期は日本のゴールデンウィークが終わり、台湾でも観光需要が落ち着くため、高雄行きの航空券やホテルの料金が下がります。
東京〜高雄間のLCC往復便は20,000〜25,000円程度に抑えられ、ホテルも1泊3,500〜5,000円で宿泊できることが多くなります。雨が降ることもありますが、日中は晴れる日も多く、観光には問題ありません。観光地も比較的空いているため、ゆったりと過ごすことができる時期です。
9月〜10月
夏休みシーズンが終わり、日本と台湾の学校が新学期に入るこの時期も、旅行需要が減少するため航空券やホテルが安くなる傾向があります。航空券は往復25,000円前後、ホテルも1泊4,000〜5,500円と非常に手頃です。
高雄はこの時期でも30度近い日が多く、海辺の観光や夜市散策なども十分楽しめます。混雑も少なく、ローカルな雰囲気を味わいたい旅行者にはぴったりのタイミングです。
安い時期の台湾旅行にかかる費用の目安

台湾旅行を安い時期に計画すれば、航空券・宿泊費ともに大幅に節約できます。LCCや割引ホテルを活用すれば、2泊3日でも3万円台から、3泊4日でも5万円以下に抑えることが可能です。ここでは具体的な費用目安を、日数別にご紹介します。

2泊3日の台湾旅行の費用
2泊3日で台湾を旅する際の、主な費用の内訳は以下の通りです。LCCやビジネスホテルを活用すれば、予算はかなり抑えられます。
- 航空券(LCC往復)︰20,000〜25,000円
- 宿泊費(2泊分)︰8,000〜12,000円(1泊4,000〜6,000円)
- 食費(1日約1,500円×2日)︰3,000円
- 現地交通費(MRT・バスなど)︰1,000〜2,000円
- 観光費用(入場料など)︰1,000〜2,000円
- 合計︰約33,000〜44,000円
お土産を含めても5万円以下で収まる、お得な旅が実現できます。
3泊4日の台湾旅行の費用
3泊4日でも、安い時期を選べば総費用は非常にお手頃です。日数が増える分、観光やグルメもより充実した内容になります。
- 航空券(LCC往復)︰20,000〜25,000円
- 宿泊費(3泊分)︰12,000〜18,000円(1泊4,000〜6,000円)
- 食費(1日約1,500円×3日)︰4,500円
- 現地交通費︰1,500〜2,500円
- 観光費用︰1,500〜3,000円
- 合計︰約39,500〜53,000円
予算に余裕を持たせつつ、滞在時間を増やせるため、初めての台湾旅行にもおすすめです。
台湾旅行を安くするポイント

台湾旅行をお得に楽しむためには、出発のタイミングや予約方法、現地での過ごし方を工夫することが大切です。ちょっとしたポイントを押さえるだけで、通常より1〜2万円以上安く旅行できることもあります。以下に、代表的な5つの節約方法をご紹介します。
航空券とホテルのパッケージツアーを利用
旅行会社が提供するパッケージツアーは、航空券とホテルを個別に予約するよりもセット割引が適用され、トータルで5,000〜15,000円ほど安くなることがあります。
たとえば、LCC往復+台北市内のホテル2泊付きで30,000円台〜40,000円台という格安プランも見られます。さらに、キャンセル規定が緩い商品もあるため、予約後の変更にも対応しやすい点がメリットです。とくに初めての台湾旅行や短期滞在にベストな選択肢です。
LCC(格安航空会社)を利用
LCCを活用すれば、航空券の価格を大幅に抑えられます。例えば、ピーチやスクートを利用した場合、東京〜台北の往復が15,000〜25,000円前後で購入できることが多く、フルサービスキャリアと比べて1万〜2万円以上安くなることも。
機内食や預け荷物は別料金ですが、荷物をコンパクトにまとめるなど工夫すれば、追加費用を抑えることも可能なので、とにかく航空券を安く済ませたい方におすすめです。
フライトの混雑する時間帯、曜日をチェック
航空券の価格は、出発時間や曜日によって大きく異なります。特に週末(金〜日)や祝日出発は高くなりがちで、逆に火曜〜木曜の平日出発や早朝・深夜便は1万円以上安くなることがあります。
たとえば、土曜出発で往復35,000円の便が、同じ内容で火曜出発なら25,000円前後になるケースもあります。混雑しにくい時間帯や曜日を狙えば、料金だけでなく空港や機内の快適さもアップします。

セールを見逃さない
LCC各社や旅行サイトでは、定期的にセールを開催しており、航空券が通常価格の半額以下になることもあります。ピーチの「72時間限定セール」やタイガーエア台湾の「早割セール」では、片道4,000〜6,000円程度、往復でも1万円台で購入可能なことがあります。
セール情報はメルマガやSNSで発信されるため、事前登録しておくとチャンスを逃しません。セール時期は不定期のため、こまめなチェックが鍵です。
無料観光スポット・ローカル食堂を楽しむ
台湾には無料で入場できる観光スポットが豊富で、例えば台北の龍山寺、中正紀念堂、高雄の旗津エリアなどがその代表です。これらを中心に観光すれば、入場料が不要な分、数千円の節約が可能です。
また、現地民に愛される食堂では、魯肉飯や鶏肉飯などが1杯60〜100元(約300〜500円)で楽しめ、レストランよりも3割以上安く済むことが多いです。現地ならではの味も体験でき、一石二鳥の節約術です。


安い時期でも楽しめる台湾旅行プラン

安い時期の台湾旅行は費用を抑えられるだけでなく、その分の予算を使って、より充実した滞在が楽しめます。高級ホテルでのんびり過ごしたり、ショッピングやグルメを満喫したりと、節約しながらも満足度の高い旅が実現します。以下におすすめの過ごし方をご紹介します。
高級ホテルでホテルステイ
安い時期は高級ホテルの宿泊費も下がるため、普段は手が出しにくい五つ星ホテルにお得に泊まるチャンスです。たとえば、通常1泊20,000円以上のホテルが、閑散期には15,000円以下になることもあります。
台北の「グランドハイアット」や「W台北」などは、ラグジュアリーな施設とサービスを誇り、館内スパやプール、ルーフトップバーなど充実の設備が魅力です。ゆっくりとした滞在を楽しむなら、ホテルでの時間を重視したステイもおすすめです。
台湾でショッピング
台湾はショッピング天国としても知られ、台北なら「誠品書店」や「台北101モール」、高雄では「夢時代ショッピングモール」など、大型商業施設が充実しています。
安い時期には観光客が少ないため、セール品や限定商品が手に入りやすく、ゆっくりと買い物を楽しめます。また、迪化街や夜市では雑貨や台湾茶、ドライフルーツなどローカルなお土産も多数。円高のタイミングを狙えば、さらにお得にショッピングが楽しめます。


台湾料理やカフェ巡り
台湾旅行の楽しみのひとつが、リーズナブルで美味しいローカルグルメ。小籠包、牛肉麺、魯肉飯といった定番料理は1食100〜200元(約500〜1,000円)で味わえ、グルメ旅行にもおすすめです。
さらに、台北市内にはおしゃれなカフェも点在しており、ドリンク1杯150元前後で居心地の良い時間が過ごせます。安い時期はカフェも空いているため、静かに読書や写真撮影を楽しむのにもぴったりです。

まとめ
台湾は、安い時期を狙えば航空券やホテル代を大幅に節約でき、コストパフォーマンス抜群の旅行先です。物価も日本より安く、ローカルグルメやショッピング、高級ホテルステイまで気軽に楽しめるのが魅力。
さらに、混雑が少ない閑散期なら観光もしやすく、ゆったりと台湾の魅力を満喫できます。お得に旅をしたい方は、ぜひ安い時期を活用して、心ゆくまで台湾を楽しんでみてください。
