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台湾のベストシーズンはいつ?おすすめ季節と避けたい時期を紹介

台湾は日本から飛行機で約3〜4時間とアクセスしやすく、年間を通じて温暖な気候が魅力の南国です。四季の変化はありますが、日本ほどはっきりとした季節感はなく、地域によっても気候が異なります。

旅行のベストシーズンを知るには、季節ごとの特徴を押さえることが大切です。この記事では、台湾の春・夏・秋・冬の気候の傾向と観光に適したポイントをご紹介します。

目次

台湾の季節・気候の特徴

台湾は亜熱帯〜熱帯に属し、一年を通じて比較的温暖で湿度の高い気候が特徴です。北部(台北など)は四季があり、南部(高雄や墾丁)は年間を通して気温が高く、季節による変化が少ないのが特徴です。

年間平均気温は22〜25度前後で、冬でも東京より温暖です。台風の影響を受けやすい夏から秋にかけては、天候の急変に注意が必要です。各季節の気候を押さえて、ベストな台湾旅行を楽しみましょう。

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台湾の春(3月〜5月)

春の台湾は穏やかな気候が続き、旅行にぴったりなシーズンです。3月の平均気温は台北で約18度、5月には25度近くまで上がります。特に4月以降は日差しが強くなり、紫外線対策が必要です。

南部ではすでに夏のような暑さを感じる日も多く、半袖で過ごせる日もあります。また、春は降水量が比較的少なく、空気が乾燥していて観光にはぴったりです。桜やホタル観賞といった自然を楽しめるイベントも各地で開催され、季節の風物詩として人気です。

台湾の夏(6月〜8月)

台湾の夏は高温多湿で、特に台北などの都市部では気温が35度を超える日もあります。6月には梅雨明けとともに本格的な夏が始まり、湿度も80%前後と高く、蒸し暑さが続きます。

また、7月から9月にかけては台風のシーズンで、急な天候の変化に注意が必要です。ただし、この時期はマンゴーやライチなど南国フルーツが旬を迎え、夜市では冷たいスイーツが充実しています。

台湾の秋(9月〜11月)

秋は気温も湿度も下がり、台湾旅行のベストシーズンといわれるほど快適な時期です。台北では9月でも30度近い日が続きますが、11月には20度前後まで下がり、涼しく過ごしやすくなります。

台風のリスクも10月以降は低下し、安定した天候が続きます。空気が澄んでいるため、九份や阿里山などの景勝地では、美しい夕景や星空観賞にぴったりです。また、この時期は中秋節や国慶節といった伝統行事も行われ、台湾の文化に触れる機会にも恵まれます。

台湾の冬(12月〜2月)

台湾の冬は日本と比べて温暖で、北部の台北でも平均気温は約15〜18度と過ごしやすい気候です。南部の高雄や台南では20度を超える日もあり、コート不要で観光が楽しめます。ただし、台北では湿度が高く、体感温度が下がることがあるため、薄手の防寒着があると安心です。

また、この時期は雨が少なく晴天が多いため、屋外観光にも適しています。2月には旧正月(春節)があり、多くの店が休業しますが、華やかな飾りやイベントが楽しめるのも冬ならではの魅力です。

台湾年間の降水量・気温

台湾は亜熱帯から熱帯に属する気候で、年間を通じて温暖な気候が特徴です。北部の台北は、夏(6月〜9月)に最高気温が30度を超える日が続き、湿度も高め。一方、冬(12月〜2月)は最低気温が15度前後まで下がりますが、雪が降ることはほとんどありません。南部の高雄では年間を通じて気温が高く、冬でも20度前後と比較的温暖です。

降水量は地域差が大きく、台北の年間降水量は約2,400mm、高雄は約1,700mm。特に5月〜9月の梅雨・台風シーズンに集中し、6〜8月の1か月あたりの降水量は台北で300〜400mmに達することもあります。逆に11月〜3月は比較的乾燥しており、旅行にはおすすめの時期です。旅行のベストシーズンを選ぶには、気温だけでなく降水量も考慮すると安心です。

台湾の観光都市別のベストシーズン

台湾は南北に細長く、地域によって気候に差があります。そのため、旅行先によってベストシーズンが異なります。台北は四季の変化があり、春や秋が過ごしやすい一方、台中は一年を通じて穏やかで雨が少なく、比較的いつ訪れても快適に観光が楽しめます。

台北旅行におすすめの時期・ベストシーズン

台北を訪れるベストシーズンは春(3月〜5月)と秋(10月〜11月)です。この時期は気温が18〜25度前後と快適で、湿度も比較的低く、街歩きや観光に適しています。春は桜やホタル観賞、秋は紅葉や夜景が楽しめるスポットも多く、自然の美しさに触れることができます。

夏は気温が35度近くまで上がり、湿度も高くて蒸し暑いため、屋内施設の活用がポイントです。冬は雨が多く、体感温度が低めなので防寒対策が必要です。快適に観光を楽しむなら、春か秋が特におすすめです。

台中旅行におすすめの時期・ベストシーズン

台中は台湾の中西部に位置し、年間を通して比較的穏やかな気候が続きます。特におすすめの時期は10月〜12月で、平均気温は20〜25度と過ごしやすく、天候も安定しています。また、台中は台湾の中でも降水量が少ないエリアとして知られ、年間を通じて雨の日が少ないのも魅力の一つです。

四季の中でも秋は空気が澄んでおり、高美湿地や彩虹眷村といった人気観光地で写真映えする風景が楽しめます。春も気候が穏やかで花の見頃となり、屋外での観光にぴったりです。

台湾・高雄旅行におすすめの時期・ベストシーズン

高雄は台湾南部に位置し、年間を通じて温暖な気候が特徴です。特に11月〜3月は気温が25度前後と過ごしやすく、降水量も比較的少ないため、観光にぴったりなシーズンとされています。この時期は台北など北部に比べて天気が安定しており、晴天が多いため、美麗島駅や蓮池潭、旗津半島などの屋外観光も快適に楽しめます。

また、冬でも薄手の服装で過ごせる日が多く、寒さ対策もほとんど不要です。日本の冬の寒さを避けて暖かい場所で過ごしたい方にも、高雄はぴったりの旅行先といえます。

台湾・九份旅行におすすめの時期・ベストシーズン

九份は新北市の山間部に位置し、ノスタルジックな街並みと幻想的な夜景が魅力の観光地です。おすすめのシーズンは、天候が比較的安定している秋(10月〜11月)です。この時期は気温が20〜25度程度と過ごしやすく、湿気も控えめで観光にぴったり。階段の多い町並みを散策するのにも快適な気候です。

また、夕方から夜にかけてのライトアップも美しく、混雑も夏に比べて落ち着いています。雨が多い地域として知られる九份ですが、秋は比較的降水量が少なく、澄んだ景色を楽しみたい方にベストなシーズンです。

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台湾旅行の目的別おすすめベストシーズン

台湾旅行を最大限に楽しむためには、目的に応じたベストシーズンを選ぶことが重要です。気候の穏やかな時期は観光にぴったりで、旬の食材が豊富な時期にはグルメ旅が一層充実します。観光、グルメ、自然体験など、旅のテーマごとにベストな時期を知っておくことで、より満足度の高い旅行が実現できます。

観光におすすめのベストシーズン

台湾で観光を楽しむなら、気温が穏やかで雨が少ない春(3月〜5月)と秋(10月〜11月)がベストシーズンです。この時期は平均気温が18〜25度と快適で、街歩きや史跡巡りも快適に行えます。また、春は桜やホタルの鑑賞、秋は紅葉や夜市での散策など、季節ならではの楽しみも多くあります。

特に台北や九份などでは、湿度が低く空気が澄んでいるため、美しい景色や写真撮影にもぴったりです。台風の心配も少なく、天候が安定している点も旅行者には嬉しいポイントです。

グルメを楽しみたい場合

台湾のグルメを堪能したいなら、旬の食材が豊富な夏(6月〜8月)と冬(12月〜2月)がおすすめです。夏は愛文マンゴーやライチなどの南国フルーツが最盛期を迎え、冷たいスイーツや果物を求めて夜市もにぎわいます。一方、冬には台湾ならではの鍋料理や屋台グルメが人気で、胡椒餅や魯肉飯、滷味など体が温まる料理が楽しめます。

また、旧正月(春節)にかけては伝統的な料理や縁起物の食材も登場し、食文化に触れるチャンスです。気候はやや寒いですが、食を目的とするなら冬も魅力的な季節です。

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イベントから選ぶ台湾旅行のベストシーズン

台湾旅行は、現地の伝統行事や文化イベントに合わせて訪れることで、より深く台湾の魅力を体感できます。春節やランタンフェスティバルなど、季節ごとに開催される特色あるイベントは、観光以上の思い出を作ってくれるでしょう。以下に代表的なイベントとその魅力をご紹介します。

春節(旧正月)

春節は旧暦の1月1日を祝う、台湾最大の伝統行事で、例年1月下旬〜2月上旬に行われます。この期間中は家族が集まり、寺院参拝や年越し料理、爆竹など、台湾ならではの文化体験が味わえます。

台北の龍山寺迪化街では正月飾りや縁起物を買い求める人々で賑わい、華やかな雰囲気に包まれます。観光施設や飲食店は休業する場合もありますが、台湾の年中行事に直接触れる貴重な機会となるため、異文化体験を求める旅行者におすすめです。

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ランタンフェスティバル

ランタンフェスティバルは旧正月の最終日(元宵節)にあたる旧暦1月15日前後に開催されるイベントで、台湾全土でさまざまな催しが行われます。中でも新北市・十分での「天燈上げ」が有名で、願いごとを書いたランタンを夜空に放つ幻想的な光景は訪れる人を魅了します。

会場周辺では台湾グルメや伝統芸能も楽しめ、旅の思い出に残る体験ができます。静かな山間に広がるランタンの光は、まさに台湾ならではの感動的な風景です。

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ドラゴンボートフェスティバル

端午節(旧暦5月5日)に行われるドラゴンボートフェスティバルは、台湾各地の川や港で開催される伝統的なスポーツイベントです。色鮮やかな龍の形をした船に乗り込み、力強く漕ぐ姿が印象的で、台北の大佳河濱公園や高雄の愛河などが人気の観戦スポットです。

粽(ちまき)を食べる風習もあり、文化と食の両方を楽しめるイベントです。活気あふれる雰囲気を体感したい方や、現地の人々との交流を楽しみたい旅行者にぴったりです。

台北インターナショナルアートフェスティバル

毎年3月から5月にかけて開催される「台北インターナショナルアートフェスティバル」は、台湾最大級の芸術イベントの一つで、演劇、音楽、ダンス、映像など多彩な現代アートが国内外のアーティストによって披露されます。

主な会場は台北市立中山堂や華山1914文化創意産業園区などで、都市の洗練された一面を体感できるのも魅力です。文化や芸術に興味のある旅行者にとって、刺激に満ちた知的な滞在を叶えてくれるイベントです。

台湾旅行に安く行けるおすすめの時期

台湾旅行をできるだけ安く楽しみたいなら、観光の閑散期である1月中旬〜2月上旬、そして5月中旬〜6月上旬、9月中旬〜10月上旬が狙い目です。これらの時期は大型連休や観光ピークシーズンを外しているため、航空券やホテル代が比較的安くなります。

特に5月と10月は気候も安定しており、快適に観光ができるうえにコストを抑えられるのが魅力です。LCC(格安航空会社)を利用すれば、往復2万円台の航空券が手に入ることもあり、コストパフォーマンスの良い旅が実現します。

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台湾旅行を避けるべき時期

台湾は1年を通して旅行が楽しめる国ですが、気候や天候の影響で観光に不向きな時期もあります。特に5月から6月初旬の梅雨時期と、6月から9月の台風シーズンは、天候が不安定になりやすく、屋外での観光や移動に支障が出る可能性があります。快適な旅を楽しむためには、これらの時期を避けることがおすすめです。

梅雨の時期

台湾の梅雨は例年5月中旬から6月中旬にかけてで、「梅雨前線」の影響により連日の雨が続く傾向があります。特に台北など北部では湿度が高く、まとまった雨量となることも多いため、観光地の移動や屋外アクティビティに大きな影響を与えます。

また、急な豪雨や道路の冠水、視界不良なども発生しやすく、安全面にも注意が必要です。この時期に旅行する場合は、屋内施設を中心としたスケジュールにするか、晴れ間をうまく利用した観光計画が求められます。

台風シーズン

台湾の台風シーズンは主に6月下旬から9月下旬にかけてで、特に7月・8月は台風の発生数・接近数ともに多くなります。台風が接近すると、航空便の欠航や遅延、鉄道や観光施設の一時閉鎖が発生することもあります。

また、激しい雨風により外出が困難になる場合もあり、計画していた観光スケジュールが大幅に崩れる恐れがあります。自然災害によるリスクもあるため、可能であればこの時期を避けるか、旅行保険や柔軟なスケジュールを組むことが重要です。

国慶節(10月1日)

国慶節は、中華民国(台湾)の建国記念日にあたる国家的な祝日で、毎年10月10日に盛大な式典が行われます。この日には台北を中心に軍事パレードや国旗掲揚式、コンサート、花火などの祝賀イベントが開催され、多くの現地民や観光客で街はにぎわいます。

一方で、官公庁や企業、銀行などは休業となり、観光施設や交通機関も混雑する傾向があります。また、ホテルの価格が高騰し、人気観光地ではチケットの入手や移動が困難になることもあるため、ゆったりと旅を楽しみたい方には避けるのが無難です。静かに観光したい場合は、この時期を避ける計画をおすすめします。

台湾の気候に合った服装

台湾は1年を通じて温暖な気候ですが、季節によって気温差や湿度の変化があるため、旅行時の服装選びには注意が必要です。夏は高温多湿で日差しも強く、冬は場所によっては肌寒く感じることもあります。特に冷房の効いた室内や突然の雨に対応できるよう、脱ぎ着しやすい服装を心がけると快適に過ごせます。

女性

台湾の夏(5月〜9月)は非常に蒸し暑く、最高気温が35度近くなることもあるため、通気性の良い綿素材やリネン素材の服がおすすめです。ノースリーブやワンピースなども一般的に受け入れられており、観光時にも快適に動けます。ただし、寺院など宗教的な場所を訪れる際は、肩や膝を隠せる羽織りものがあると安心です。

冬(12〜2月)は北部で冷えることがあるので、薄手のコートやカーディガンがあると便利です。また、室内は冷房が強く設定されていることが多いため、冷え対策にストールや上着の携帯をおすすめします。

男性

男性も夏の観光では半袖シャツや通気性の良いポロシャツ、短パンなどが快適です。ただし、公共交通機関やレストランなどでは冷房が強めなので、薄手の羽織りものを携帯しておくと安心です。

足元は通気性のあるスニーカーやサンダルが便利ですが、スコールなどの突然の雨に備えて、防水性のある靴や替えの靴下を持っておくと快適です。冬の台湾は北部で15度前後まで気温が下がることもあり、長袖シャツに軽めのジャケットを重ねる服装が適しています。特に朝晩は冷えるため、調整しやすい重ね着がおすすめです。

まとめ

台湾は年間を通じて訪れやすい国ですが、旅の目的や費用を考慮して時期を選ぶことで、より充実した滞在が可能になります。

春と秋は気候が良く観光におすすめ、夏や冬は旬のグルメが楽しめます。安く旅したいなら閑散期を狙うのがポイントです。ベストシーズンを見極めて、台湾の魅力を最大限に体感する旅をぜひ楽しんでください。

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