台湾・台北は、歴史的建造物と近代的な高層ビル、賑やかな夜市や自然豊かな観光地が絶妙に融合する魅力的な都市です。
日本からのアクセスも良好で、短期旅行でも十分に楽しめるのが魅力です。観光スポットは数多くありますが、まずは定番名所を押さえておけば、台北の魅力をしっかり堪能できます。
台湾・台北の定番観光名所12選

台湾・台北には、訪れる価値のある名所が数多く点在しています。ここでは、初めての旅行者にもわかりやすく、台北らしさを感じられる定番スポットを12か所厳選。グルメ、歴史、文化、ショッピングと多彩な楽しみ方ができるエリアばかりです。

台北101

台北のシンボルともいえる超高層ビル「台北101」は、地上101階・高さ508メートルを誇るランドマーク的存在です。展望台からは台北市街を一望でき、特に夜景は圧巻。
5階まではショッピングモールとなっており、ブランドショップや台湾グルメが楽しめるレストランも充実しています。新年カウントダウンの花火イベントなど、年間を通じて多くの観光客が訪れるスポットです。MRT台北101/世貿駅から直結でアクセスも良好です。
- 施設名:台北101
- 住所:台北市信義区信義路五段7号
- 営業時間:9:00~22:00(最終入場21:15)
- 入場料:大人:600元(約2,800円)、子供:115cm以下は無料(保護者同伴が必要)
- アクセス:MRT「台北101/世貿」駅4番出口より徒歩すぐ
- 公式ホームページ:Taipei 101

国立故宮博物院(こくりつこきゅうはくぶついん)

「国立故宮博物院」は、中国皇帝の秘蔵品をはじめとした膨大な歴史的文物が約70万点収蔵されている、アジア有数の博物館です。中でも有名な「翠玉白菜」「肉形石」は、世界中から訪れる観光客の目を惹きます。
台北中心部からバスで約30~40分の距離にあり、静かな山間に建てられた優雅な外観も印象的です。歴史や芸術に興味がある方には特におすすめで、一日かけても飽きないほど充実した展示内容です。
- 施設名:国立故宮博物院
- 住所:台北市士林区至善路二段221号
- 営業時間:9:00~17:00(最終入場16:30)、月曜休館
- 入場料:大人:350元(約1,650円)、子供:18歳未満は無料
- 電話番号:+886-2-2881-2021
- アクセス:MRT「士林」駅からバスで約15分
- 公式HP:npm.gov.tw

中正紀念堂(ちゅうせいきねんどう)

「中正紀念堂」は、台湾初代総統・蒋介石の功績を記念して建てられた歴史的建造物です。白と青を基調とした荘厳な建物と広大な中庭が印象的で、訪れるだけで台湾の歴史や政治背景に触れられます。
1時間ごとに行われる衛兵の交代式は観光の名物で、多くの旅行者が見物に訪れます。敷地内にはコンサートホールや劇場も併設され、文化施設としても親しまれている観光スポットです。
- 施設名:中正紀念堂
- 住所:台北市中正区中山南路21号
- 営業時間:9:00~18:00
- 入場料:無料
- 電話番号:+886-2-2343-1100
- アクセス:MRT「中正紀念堂」駅5番出口より徒歩すぐ
- 公式HP:cksmh.gov.tw

士林夜市(しりんよいち)

台北最大規模を誇る「士林夜市」は、現地民も観光客も訪れる台北の定番ナイトスポットです。夕方17時ごろから深夜まで営業しており、牡蠣オムレツや臭豆腐、フライドチキンなど、台湾名物のB級グルメが所狭しと並びます。
ゲーム屋台や雑貨店も充実しており、食だけでなく遊びやショッピングも満喫できます。地下にフードコートもあり、座って食事ができるのもポイント。MRT劍潭駅から徒歩数分とアクセスも抜群です。
- 施設名:士林夜市
- 住所:台北市士林区基河路101号
- アクセス:MRT「劍潭」駅1番出口より徒歩約5分

寧夏夜市(ねいかよいち)

「寧夏夜市」は、ローカルに人気の高い夜市で、台北の中心部・大同区に位置します。規模はコンパクトながら、グルメのレベルが非常に高く、魯肉飯(ルーローファン)や牡蠣入り麺線、胡椒餅など台湾ならではの味覚が揃っています。
全長はおよそ150メートルほどと歩きやすく、観光の合間に立ち寄りやすいのも魅力です。現地の人が多く集まるため、台北の日常の雰囲気も感じられます。
- 施設名:寧夏夜市
- 住所:台北市大同区寧夏路
- 営業時間:18:00~翌3:00
- アクセス:MRT「雙連」駅出口1より徒歩約10分

饒河街夜市(じょうががいよいち)

台北・松山エリアにある「饒河街夜市」は、約600メートルの一本道に沿って屋台がずらりと並ぶ人気の夜市です。名物は「胡椒餅」で、行列必至の屋台があり、焼きたてをその場で味わえます。
その他にも牛肉麺やタピオカミルクティーなど、台湾グルメが豊富に楽しめます。通りの入り口には「松山慈祐宮」という歴史ある寺院もあり、食と信仰の両方を体感できるのが特徴です。
- 施設名:饒河街夜市
- 住所:台北市松山区饒河街
- 営業時間:17:00~24:00(店舗により異なる)
- アクセス:MRT「松山」駅出口1より徒歩約5分

龍山寺(りゅうさんじ)

「龍山寺」は、台北市萬華区にある台湾で最も歴史ある仏教寺院のひとつで、1738年に建立されました。主神は観音菩薩で、恋愛運や健康運など多くの願い事にご利益があるとされ、多くの参拝客でにぎわいます。
精巧な木彫りや龍の彫刻、彩色豊かな屋根の装飾など、台湾伝統建築の美しさが見どころです。周辺には古い街並みや市場もあり、下町風情を感じながら観光が楽しめます。
- 施設名:龍山寺
- 住所:台北市萬華区廣州街211号
- 営業時間:6:00~22:00
- 入場料:無料
- 電話番号:+886-2-2302-5162
- アクセス:MRT「龍山寺」駅1番出口より徒歩約1分

迪化街(てきかがい)

「迪化街」は、清の時代から続く台北最古の商業通りで、乾物や漢方薬、茶葉、布地などを扱う老舗商店が並んでいます。バロック調と中国風建築が融合した歴史的建物が残されており、街並み自体が観光スポットになっています。
近年は古い建物を活かしたカフェやセレクトショップも増えており、伝統とモダンが交差する空間として注目されています。旧正月前の買い出しシーズンは特に賑わい、台湾の熱気を体感できます。
- 施設名:迪化街
- 住所:台北市大同区迪化街一段
- アクセス:MRT「大橋頭」駅より徒歩約10分

行天宮(ぎょうてんぐう)

「行天宮」は、三国志で有名な武将・関羽を祀る道教の寺院で、商売繁盛や学業成就のご利益があるとされ、現地民から厚く信仰されています。厳かな雰囲気の中にも開放感があり、誰でも気軽に参拝できるのが魅力です。
特に注目されているのは、無料で受けられる「お祓い(除霊)」の儀式で、毎日多くの参拝客が列をつくります。建物は白を基調としたシンプルながらも荘厳な設計で、観光と精神的な癒しの両方を感じられるスポットです。
- 施設名:行天宮
- 住所:台北市中山区民權東路二段109号
- 営業時間:4:00~22:00
- 入場料:無料
- 電話番号:+886-2-2502-7924
- アクセス:MRT「行天宮」駅出口3より徒歩約5分

忠烈祠(ちゅうれつし)

「忠烈祠」は、国のために殉じた戦没者を慰霊する施設で、北京の故宮を模した建築が特徴的です。広大な境内には厳粛な空気が流れ、台湾の歴史を静かに感じられる場所です。
最大の見どころは、1時間おきに行われる衛兵交代式で、一糸乱れぬ動作と緊張感ある儀式は多くの観光客を惹きつけます。敷地内には約330名の兵士が安置されており、戦争の記憶を今に伝える重要な施設です。
- 施設名:忠烈祠
- 住所:台北市中山区北安路139号
- 営業時間:9:00~17:00
- 入場料:無料
- 電話番号:+886-2-2885-4162
- アクセス:MRT「圓山」駅よりタクシーで約7分
西門町(せいもんちょう)

「西門町」は、台北の流行発信地として知られ、若者文化が息づく活気ある繁華街です。ショッピングモールや映画館、カフェ、ストリートアートなどが集まり、昼夜問わず多くの人々で賑わいます。
特に週末は歩行者天国となり、パフォーマンスや屋台も登場し、お祭りのような雰囲気に。日本統治時代に建てられた「西門紅楼」などの歴史的建物もあり、レトロとモダンが融合したユニークな魅力を持ちます。MRT西門駅からすぐでアクセスも抜群です。
- 施設名:西門町
- 住所:台北市萬華区中華路一段
- アクセス:MRT「西門」駅6番出口より徒歩すぐ

永康街(ヨンカンジェ)

「永康街」は、美食とセンスあふれる雑貨店が軒を連ねる、観光客にも現地民にも人気のエリアです。小籠包の名店「鼎泰豊」本店をはじめ、マンゴーかき氷の有名店や台湾茶カフェなど、グルメスポットが充実しています。
また、オリジナル雑貨や文具を扱うショップも多く、お土産探しにもぴったりです。落ち着いた雰囲気の中で台北のセンスや味覚を堪能できる場所として、特に女性旅行者におすすめです。
- 施設名:永康街
- 住所:台北市大安区永康街
- アクセス:MRT「東門」駅出口5より徒歩約3分

台湾・台北のおすすめ人気観光スポット16選
台北には、歴史や文化、エンターテインメントなど、幅広いテーマで楽しめる観光名所が数多くあります。子ども連れにおすすめの施設や知的好奇心を満たす博物館、美術館、公園など、定番に加えてひと味違った体験ができるスポットをご紹介します。
国立国父紀念館(こくりつこくふきねんかん)

中華民国の建国の父・孫文(孫中山)を記念して建てられた「国立国父紀念館」は、台北の中心に位置する荘厳な施設です。高さ5.8メートルの巨大な孫文像が鎮座する本館のほか、彼の生涯や思想に関する展示が豊富にそろっています。
1時間ごとに行われる衛兵交代式は観光客に大人気で、写真撮影スポットとしても有名です。広々とした公園内には池や芝生広場もあり、台北101を背景にした絶好のビューポイントでもあります。
- 住所:台北市信義区仁愛路四段505号
- 営業時間:9:00~18:00
- 入場料:無料
- 電話番号:+886-2-2758-8008
- アクセス:MRT板南線「国父紀念館」駅出口4より徒歩すぐ
- 公式HP:http://www.yatsen.gov.tw/
国立台湾博物館
1908年に創立された「国立台湾博物館」は、台湾で最も古い博物館として知られています。ネオクラシック様式の建築が美しく、館内では台湾の自然・動植物・先住民族に関する展示が多く並び、歴史と文化を一度に学べる貴重な施設です。
二二八和平公園内に位置し、周囲の緑とも調和した落ち着いた雰囲気も魅力のひとつ。台北中心部にありながらも、静かに文化に触れられる穴場的スポットです。
- 住所:台北市中正区襄陽路2号
- 営業時間:9:30~17:00(最終入場16:30)、月曜休館
- 入場料:大人30元(約150円)、子供15元(約70円)
- 電話番号:+886-2-2382-2566
- アクセス:MRT淡水信義線「台大医院」駅出口4より徒歩約2分
- 公式HP:https://www.ntm.gov.tw/
国立台湾科学教育館
「国立台湾科学教育館」は、科学に関するさまざまな分野を体験的に学べる大型施設で、親子連れや学生グループに大人気です。展示内容は物理・化学・生物・宇宙など多岐にわたり、実際に手を動かして学べるインタラクティブな展示が充実しています。
7階建ての広い館内にはIMAXシアターも併設されており、一日では回りきれないほどの見応え。学びと遊びが融合したスポットとして、教育旅行にもよく利用されています。
- 住所:台北市士林区士商路189号
- 営業時間:9:00~17:00、月曜休館
- 入場料:大人100元(約480円)、子供70元(約330円)
- 電話番号:+886-2-6610-1234
- アクセス:MRT淡水信義線「士林」駅よりバスで約10分
- 公式HP:https://www.ntsec.gov.tw/
台北市立天文科学教育館
宇宙に興味がある方におすすめなのが「台北市立天文科学教育館」です。ドーム型のプラネタリウムでは満天の星空や天文シミュレーションが楽しめ、最新の天文学に関する知識を映像と展示でわかりやすく学べます。
館内には宇宙探査や太陽系の構造を紹介する模型・体験コーナーもあり、子どもから大人まで夢中になること間違いなしです。週末には親子向けのワークショップも開催されており、教育とエンタメが融合した施設として人気を集めています。
- 住所:台北市士林区基河路363号
- 営業時間:9:00~17:00、月曜休館
- 入場料:展示エリア:大人40元(約180円)、子供20元(約90円)
宇宙劇場:大人100元(約480円)、子供50元(約240円) - 電話番号:+886-2-2831-4551
- アクセス:MRT淡水信義線「劍潭」駅よりバスで約10分
- 公式HP:https://www.tam.gov.taipei/
台北市立動物園

「台北市立動物園」は、広大な敷地を誇るアジア最大級の都市型動物園で、約400種以上の動物を飼育しています。特に人気なのはパンダ館で、愛らしい姿を見ようと多くの人が訪れます。
動物たちは生息地ごとにゾーニングされており、熱帯雨林エリアやアフリカ動物区など自然に近い環境で観察できるのが魅力です。敷地内には小型モノレールや昆虫館もあり、一日たっぷり楽しめる家族連れにぴったりなスポットです。
- 住所:台北市文山区新光路二段30号
- 営業時間:9:00~17:00(最終入場16:00)、月曜休園
- 入場料:大人60元(約280円)、子供30元(約140円)
- 電話番号:+886-2-2938-2300
- アクセス:MRT文湖線「動物園」駅より徒歩すぐ
- 公式HP:https://www.zoo.gov.taipei/
台北市立美術館
「台北市立美術館」は、現代アートを専門に扱う台湾初の公立美術館で、1983年に開館しました。白を基調としたモダンな建築は洗練された空間で、台湾および国際的なアーティストによる現代美術の企画展が年間を通して開催されます。
館内は広々としており、映像・彫刻・インスタレーションなど多彩な表現に触れられるのが魅力です。美術に詳しくない人でも楽しめる体験型展示も多く、芸術文化に興味がある旅行者におすすめのスポットです。
- 住所:台北市中山区中山北路三段181号
- 営業時間:火・木・金・日:9:30~17:30、水・土:9:30~20:30、月曜休館
- 入場料:大人30元(約150円)、子供15元(約70円)、(17:00以降無料)
- 電話番号:+886-2-2595-7656
- アクセス:MRT淡水信義線「圓山」駅より徒歩約7分
- 公式HP:https://www.tfam.museum/
台北市児童新楽園
「台北市児童新楽園」は、子ども向けに設計された屋外遊園地で、リーズナブルな価格で楽しめるのが特徴です。園内にはメリーゴーランドやジェットコースターなど約30種類のアトラクションがそろい、幼児から小学生までの幅広い年齢層に対応しています。
安全面にも配慮されており、保護者が安心して子どもを遊ばせられる点も魅力。併設の科学教育館や天文館とあわせて訪れれば、一日中遊んで学べるコースになります。ファミリー旅行にぴったりのスポットです。
- 住所:台北市士林区承徳路五段55号
- 営業時間:9:00~17:00、月曜休園
- 入場料・入園料:大人30元(約150円)、子供15元(約70円)/アトラクションは別途料金
- 電話番号:+886-2-2833-3823
- アクセス:MRT淡水信義線「士林」駅よりバスで約10分
- 公式HP:https://www.tcap.taipei/
台北孔子廟(たいぺいこうしびょう)

「台北孔子廟」は、中国古代の偉大な思想家・孔子を祀る廟で、清の建築様式を忠実に再現した優美な建造物です。鮮やかな装飾や見事な彫刻が随所に見られ、学問と礼の精神を象徴する神聖な空間となっています。
毎年9月28日には孔子の誕生日を祝う伝統儀式が行われ、多くの参拝者や観光客が訪れます。周辺には大龍峒保安宮や台北市立美術館もあり、文化散策にぴったりのエリアです。静かで落ち着いた雰囲気を味わいたい方におすすめです。
- 住所:台北市大同区大龍街275号
- 営業時間:8:30~21:00、無休
- 入場料:無料
- 電話番号:+886-2-2592-3934
- アクセス:MRT淡水信義線「圓山」駅より徒歩約10分
台北植物園

「台北植物園」は1921年に設立された歴史ある都市型植物園で、台北市中正区に位置します。約8ヘクタールの敷地内には、熱帯・亜熱帯植物を中心に2,000種以上の植物が植えられ、散策しながら自然を学べる貴重な空間です。
季節ごとに咲く蓮や桜、菊などが美しく、写真スポットとしても人気。園内には日本統治時代の古建築や温室も点在し、歴史的価値も高い場所です。市内中心部にありながら静けさを感じられる、癒やしのスポットです。
- 住所:台北市中正区南海路53号
- 営業時間:6:00~20:00、無休
- 入場料:無料
- 電話番号:+886-2-2303-9978
- アクセス:MRT小南門線「小南門」駅より徒歩約5分
- 公式HP:https://tpbg.tfri.gov.tw/
士林官邸公園(しりんかんていこうえん)

「士林官邸公園」は、かつて蒋介石元総統の住居として使われた場所で、現在は一般に公開されています。園内にはバラ園や蘭園、ヨーロッパ式庭園が整備されており、四季折々の花が楽しめます。
特に春のバラの時期は見応えがあり、多くの花好きが訪れる人気スポットです。蒋介石と夫人の生活が垣間見える旧邸宅の内部見学も可能(別途料金)です。歴史と自然の両方を感じられる、文化的な散策にぴったりの場所です。
- 住所:台北市士林区福林路60号
- 営業時間:火~日:9:30~12:00、13:30~17:00(最終入場16:50)、月曜休園
- 入場料:基本無料で、正館見学は別途料金(100元:約480円)
- 電話番号:+886-2-2883-6340
- アクセス:MRT淡水信義線「士林」駅より徒歩約10分
二二八和平公園(にいにいはちわへいこうえん)

「二二八和平公園」は、1947年の二二八事件の犠牲者を追悼するために整備された台北中心部の歴史公園です。園内には追悼碑や記念館があり、台湾の近現代史に静かに思いを馳せることができます。
大きな池や樹木が多く、都心とは思えないほど緑に包まれた落ち着いた雰囲気が漂います。市民の憩いの場としても利用され、ベンチで読書をする人や散歩を楽しむ人の姿が見られます。
- 住所:台北市中正区凱達格蘭大道3号
- 電話番号:+886-2-2381-8341
- アクセス:MRT淡水信義線「台大医院」駅より徒歩約2分
台北自来水園区(タイペイ・ズーライシュイ・ユエンク)
「台北自来水園区」は、台湾の水道発展の歴史を学べる文化とレジャーの複合施設で、旧水道施設を再利用して造られました。明治時代に建てられた煉瓦造りの建築物やポンプ設備は文化遺産として保存されており、台湾の近代化の一端を知ることができます。
夏季には水遊びエリアも開放され、家族連れに大人気。緑豊かな園内は、教育的な見学だけでなく、ピクニックやリフレッシュにもぴったりなスポットです。
- 住所:台北市中正区思源街1号
- 営業時間:9:00~17:00、月曜休園
- 入場料:大人50元、子供25元
- 電話番号:+886-2-8369-5104
- アクセス:MRT新店線「公館」駅より徒歩約10分
- 公式HP:https://waterpark.water.gov.taipei/
四平陽光商圈(しへいようこうしょうけん)
「四平陽光商圈」は、台北市中山区にある庶民的なショッピングストリートで、女性向けのファッションや生活雑貨、台湾グルメを気軽に楽しめるエリアです。全長約300メートルの商店街には、リーズナブルな価格帯の商品を扱う店舗が並び、現地の主婦やビジネスマンにも人気。
屋根付きのアーケードになっているため、雨の日でも快適に買い物ができます。観光客にはまだあまり知られていないため、ローカルな雰囲気を味わいたい人におすすめです。
- 住所:台北市中山区四平街
- アクセス:MRT松山新店線「松江南京」駅より徒歩約5分
大龍峒保安宮(だいりゅうどうほうあんぐう)
「大龍峒保安宮」は、台湾の国家三級古蹟に指定されている歴史的建築で、清代の1804年に創建された道教寺院です。主神は医学の神様である保生大帝で、健康祈願や病気平癒を願う参拝者が絶えません。
色鮮やかな装飾や精巧な彫刻が施された本殿は、台湾伝統建築の美を堪能できるスポットでもあります。毎年春には盛大な祭典も開催され、地域住民の信仰と文化が今も息づいています。落ち着いた雰囲気の中で、心静かに祈りを捧げられる場所です。
- 住所:台北市大同区哈密街61号
- 営業時間:6:00~22:00、無休
- 入場料:無料
- 電話番号:+886-2-2595-1676
- アクセス:MRT淡水信義線「圓山」駅より徒歩約10分
五分埔商圏(ウーフェンプーシャンチュエン)

「五分埔商圏」は、台北市信義区に位置するファッション卸問屋街で、トレンドの服やアクセサリーを安価に購入できるスポットとして若者に人気です。広いエリア内にはおよそ千軒以上の店がひしめき合い、台湾国内はもちろん、海外のバイヤーも仕入れに訪れるほどの規模です。
流行の最先端をいち早く取り入れたアイテムが豊富で、掘り出し物を探す楽しさも魅力。価格交渉も可能な店が多く、買い物好きにはたまらないエリアです。
- 住所:台北市信義区永吉路・松山路周辺
- アクセス:MRT松山新店線「後山埤」駅より徒歩約5分
西門紅楼(シーメン・ホンロウ)

「西門紅楼」は、1908年に建てられた日本統治時代のバロック様式の建物で、かつては劇場として使われていました。現在は文化創意産業の拠点として再生され、アート展示や手作り雑貨のマーケット、ライブイベントなどが定期的に行われています。
建物内部のレンガ造りや八角形の設計が美しく、写真映えするスポットとしても注目されています。若者文化が集まる西門町の中心に位置し、ショッピングやグルメの合間に立ち寄るのにもぴったりな文化交流の場です。
- 施設名:西門紅樓(The Red House)
- 住所:台北市萬華区成都路10号
- 営業時間:火~木曜:11:00~20:00
金・日曜:11:00~21:00
土曜:11:00~22:00
月曜:休館 - 入場料:一般見学:無料
2階劇場の公演:公演により異なる(チケット購入が必要) - 電話番号:+886-2-2311-9380
- アクセス:MRT板南線または松山新店線「西門」駅1番出口より徒歩約1分
- 公式HP:https://www.redhouse.taipei/
台湾・台北の穴場観光スポット9選
台北には観光客にあまり知られていない、個性あふれる穴場スポットが点在しています。自然を感じる場所や文化・芸術を楽しめる空間など、静かに台北の魅力を堪能できる場所ばかり。混雑を避けて、じっくりと街を味わいたい方におすすめです。
象山(しょうざん)

「象山」は台北101を一望できる絶景ポイントとして知られる標高183メートルの小高い山です。登山道は整備されており、初心者でも気軽に登ることができ、登頂まではおよそ20〜30分。山頂にある展望スポット「六巨石」から眺める夕景や夜景は格別で、写真愛好家にも人気があります。
都市中心部からアクセスしやすく、自然の中でリフレッシュできる点が魅力。MRT象山駅から徒歩約10分で登山口に到着する好立地ながら、観光客は意外と少ない隠れた名所です。
- 施設名:象山(象山自然歩道)
- 住所:台北市信義区信義路五段150巷342号
- アクセス:MRT淡水信義線「象山駅」2番出口より徒歩約14分
松山文創区(まつやまぶんそうく)

「松山文創区」は、日本統治時代に建てられた旧たばこ工場をリノベーションした文化施設で、アート、デザイン、カフェ、マーケットなどが融合するクリエイティブな空間です。
赤レンガ造りの歴史的建築と現代アートのコントラストが美しく、週末には現地の若者や家族連れで賑わいますが、平日は比較的静か。おしゃれな台湾雑貨や作品に出会える穴場スポットで、観光客にはまだあまり知られていない芸術的なエリアです。
- 施設名:松山文創園区
- 住所:台北市信義区光復南路133号
- 営業時間:屋内区域:9:00~18:00
屋外区域:8:00~22:00
園外:24時間営業 - 入場料:無料
- 電話番号:+886-2-2765-1388
- アクセス:MRT板南線「国父紀念館駅」から徒歩約4分
- 公式HP:https://www.songshanculturalpark.org/english/
華山1914文化創意園区(かざん1914ぶんかそういえんく)

「華山1914文化創意園区」は、かつて酒造工場として使われていた建物を活用したアートと創作の複合施設です。広々とした敷地内にはギャラリー、ショップ、カフェなどが点在し、若手アーティストの展示や音楽イベントも頻繁に開催されています。
工場跡地のインダストリアルな雰囲気と緑豊かな屋外スペースの融合がユニークで、写真映えスポットとしても人気。MRT忠孝新生駅から徒歩約5分とアクセスも便利ながら、落ち着いてアートやカルチャーに触れられる台北の穴場です。
- 施設名:華山1914文化創意園区
- 住所:台北市中正区八徳路一段1号
- 営業時間:屋外エリアは24時間開放、各施設の営業時間は異なる
- 入場料:無料(展示やイベントは有料の場合あり)
- 電話番号:+886-2-2358-1914
- アクセス:MRT板南線「忠孝新生駅」1番出口より徒歩約3分
- 公式HP:https://www.huashan1914.com/
四四南村(スースーナンツン)/信義公民会館(しんぎこうみんかいかん)
「四四南村」は、戦後に中国大陸から渡ってきた軍人とその家族が暮らした集合住宅を再利用した文化スポットです。現在はカフェや雑貨店、展示スペースなどに改装され、レトロな雰囲気が漂う静かな空間として人気を集めています。
併設する「信義公民会館」では台湾のアートイベントや展示も行われ、地域文化に触れることができます。台北101のすぐ近くにありながら観光客は比較的少なく、台北の日常と歴史を感じられる穴場スポットです。
- 施設名:信義公民会館(四四南村)
- 住所:台北市信義区松勤街50号
- 営業時間:9:00~17:00
- 入場料:無料
- 電話番号:+886-2-2723-7937
- アクセス:MRT淡水信義線「台北101/世貿駅」から徒歩約5分

陽明山国家公園(ようめいざんこっかこうえん)

「陽明山国家公園」は、台北北部に広がる火山地帯に位置する台湾唯一の都市型国立公園で、豊かな自然と地熱活動が魅力です。標高は約1,100メートルあり、市街地からバスで約40〜60分とアクセスも良好。
春にはツツジや桜が咲き乱れ、秋には紅葉、冬には霧氷と四季折々の自然美が楽しめます。ハイキングコースや展望台、温泉地も点在し、日帰りで自然を満喫できる癒やしのスポットです。観光客が比較的少ない静かな環境で、リフレッシュにおすすめです。
- 施設名:陽明山国家公園
- 住所:台北市北投区竹子湖路1-20号
- 営業時間:ビジターセンター 9:00~16:30
- 入場料:無料
- 電話番号:+886-2-2861-3601
- アクセス:台北駅から車で約30分
凱達格蘭文化館(けたがらんぶんかかん)
「凱達格蘭文化館」は、台湾原住民族のひとつである凱達格蘭族を中心に、台湾各地の原住民文化を紹介する施設です。展示は衣装、装飾品、工芸、伝統生活など多岐にわたり、台湾が多民族国家であることを実感できる貴重な場です。
英語や日本語の解説もあり、外国人旅行者にもわかりやすい内容となっています。北投温泉エリアの一角にあり、温泉観光とセットで訪れやすい立地。規模は小さいながらも、深く学べる静かな穴場施設です。
- 施設名:凱達格蘭文化館
- 住所:台北市北投区中山路3-1号
- 営業時間:9:00~17:00(毎週月曜日休館)
- 入場料:無料
- 電話番号:+886-2-2898-6500
- アクセス:MRT新北投駅から徒歩約5分
華西街観光夜市(ファーシー ジェーフォンフォン イェスー)

「華西街観光夜市」は、台北・萬華区にある台北最古のアーケード型夜市です。現地の人々に長く親しまれてきたこの夜市では、台湾伝統グルメだけでなく、漢方薬や蛇料理、マッサージ店など、ディープなローカル文化に触れることができます。
観光客向けの派手さは少ないものの、リアルな台北の生活感を体験したい方にはぴったり。周囲には龍山寺や萬華老街もあり、下町散策の一環として楽しめる、観光客にはまだあまり知られていない穴場の夜市です。
- 施設名:華西街観光夜市
- 住所:台北市萬華区華西街
- 営業時間:16:00~0:00
- アクセス:MRT板南線「龍山寺駅」から徒歩約5分
台北市電影主題公園(タイペイシーディエンイェンジューティーゴンユェン)
「台北市電影主題公園」は、旧映画スタジオの跡地を再整備した文化公園で、台湾映画に関する展示やアートイベントが行われる、市民の創作と交流の拠点です。
園内には芝生広場やステージ、オープンギャラリーなどがあり、映画・映像・パフォーマンスが融合したユニークな雰囲気が漂います。西門町から徒歩圏内にありながらも静かな空間で、喧騒を避けてのんびりと過ごすのにおすすめ。台湾映画の歴史や台北の文化にじっくり触れたい人におすすめの穴場です。
- 施設名:台北市電影主題公園
- 住所:台北市萬華区康定路19号
- アクセス:MRT板南線「西門駅」から徒歩約10分
台北市立図書館北投分館

「台北市立図書館北投分館」は、台湾初の環境配慮型グリーン建築として知られ、国際的にも評価されている木造図書館です。自然光をたっぷり取り入れたデザインで、館内からは周囲の北投公園の緑を望むことができます。
静かな読書スペースとしてだけでなく、建築やエコデザインの見学目的で訪れる人も多いのが特徴。近隣には北投温泉博物館や温泉街があり、観光の合間に心を落ち着けて過ごせる、知る人ぞ知る癒やしのスポットです。
- 施設名:台北市立図書館北投分館
- 住所:台北市北投区光明路251号
- 営業時間:火曜~土曜:8:30~21:00
日曜・月曜:9:00~17:00 - 入場料:無料
- 電話番号:+886-2-2897-7682
- アクセス:MRT新北投駅から徒歩約6分
- 公式HP:https://tpml.gov.taipei/
台湾・台北からの日帰り観光地6選
台北を拠点に、電車やバスで気軽に訪れられる日帰り旅行先は数多くあります。自然、美食、温泉、ローカル文化など、それぞれに個性豊かなスポットばかり。短時間でもしっかり楽しめるおすすめの観光地を6か所ご紹介します。
九份(きゅうふん)

「九份」は、台北市内から電車とバスを乗り継いで約1時間半の山あいに位置するレトロな街並みが魅力の観光地です。赤い提灯が灯る石段の街並みや、ノスタルジックな茶芸館、台湾グルメが味わえる屋台が並び、映画『千と千尋の神隠し』の舞台に似ていると話題になりました。
特に夕暮れから夜にかけての雰囲気は格別で、幻想的な世界が広がります。小高い山の中腹にあるため、涼しく快適に過ごせるのも魅力です。

十分(じゅうふん)

「十分」は、台北駅から電車で約1時間半の距離にある山間の町で、天燈(ランタン)飛ばし体験ができることで有名です。線路沿いの古い町並みには、ランタンショップや屋台が立ち並び、訪れた人は願い事を書いたランタンを空に放って願掛けを楽しみます。
また、近くには「十分瀑布」という台湾最大級の滝もあり、自然も満喫できます。観光と文化体験をセットで楽しめるスポットとして、国内外から人気を集めています。

淡水(ダンシュイ)

「淡水」は、MRTで台北市内から約40分で行ける港町で、美しい夕日が見られるスポットとして有名です。古い街並みや歴史的な洋館「紅毛城」、川沿いのプロムナードには屋台やカフェが並び、のんびりとした雰囲気が魅力です。
名物の「阿給(アーゲイ)」や「魚丸湯」などの淡水グルメも楽しみのひとつ。ローカル気分を味わいながら、ゆったりとした一日を過ごしたい方におすすめの観光地です。

北投温泉(ほくとうおんせん)

「北投温泉」は、台北市北部にある温泉地で、MRTで約40分という好アクセスが魅力です。硫黄を含んだ白濁のお湯は美肌効果があるとされ、日帰り温泉施設や足湯、公衆浴場が点在しています。
周辺には「北投温泉博物館」や「地熱谷」といった観光スポットもあり、温泉文化と自然の魅力を同時に堪能できます。都会の喧騒から離れて心身をリラックスさせたいときにぴったりのスポットです。

猫村(ホウトン)

「猫村」として知られる「侯硐(ホウトン)」は、台北から電車で約1時間の新北市にある集落で、猫好きにはたまらない観光地です。廃坑となった炭鉱町を観光地として再生し、村中に猫が自由に暮らしており、猫関連の看板やオブジェ、雑貨店も多く見られます。
古い鉄道駅や山を背景にした静かな街並みが広がり、のんびりと癒やされる時間を過ごせます。台北から気軽にアクセスできる、個性派の穴場スポットです。
猫空(マオコン)

「猫空」は、台北市南部の文山区に位置する山の上のエリアで、MRT動物園駅からロープウェイ「猫空ゴンドラ」に乗って約30分でアクセス可能です。山頂には茶芸館が点在し、高台からの眺望とともに台湾茶をゆったり楽しめるのが魅力です。
ハイキングコースも整備されており、自然の中を散策するのにもおすすめ。都市に近いながらも自然と静けさに包まれた空間で、日帰りの癒やし旅を満喫できます。

台湾の観光スポット
台湾は、美しい自然と歴史ある建造物、活気あふれる都市風景が融合した観光地です。北から南まで見どころが点在しており、訪れる季節や目的に応じて多彩な旅が楽しめます。湖畔でのんびり過ごしたい方には日月潭、南国気分を味わいたい方には墾丁など、それぞれ異なる魅力を持つスポットがそろっています。
日月潭

日月潭(にちげつたん)は、台湾中部・南投県にある台湾最大の淡水湖で、周囲約30kmの湖畔を取り囲む風光明媚な景観が魅力です。湖の形が東側は太陽、西側は月に見えることからこの名が付けられました。
観光船での遊覧や、レンタサイクルで湖畔を巡るアクティビティが人気で、特に朝霧が立ちこめる早朝は幻想的な風景が広がります。

墾丁

墾丁は台湾最南端に位置するリゾート地で、年間を通じて温暖な気候と青い海に恵まれた人気スポットです。白砂のビーチが広がる南湾ではマリンスポーツが盛んで、サーフィンやシュノーケリングを楽しむ旅行者でにぎわいます。
また、台湾最南端の「鵝鑾鼻灯台」や、夕日が美しい「関山」など自然景観も見どころ満載です。4月には音楽フェスティバル「春天吶喊」も開催され、若者に人気です。台北からは高雄経由でバスで約5時間、アクセスは少し遠いものの、それ以上の価値がある場所です。

台湾観光の楽しみ方

台湾旅行の楽しみ方は多彩で、グルメ、ショッピング、自然体験、歴史探訪と、誰もが満足できる魅力が詰まっています。街歩きをしながら屋台グルメを楽しんだり、個性的なお土産を探したり、温泉やスパで癒されたりと、過ごし方は自由自在。限られた日数でも充実した旅ができるのも台湾の魅力です。
台湾グルメ

台湾といえば、やはり外せないのがグルメ体験です。夜市では小籠包、魯肉飯、胡椒餅などのB級グルメをリーズナブルに楽しめます。たとえば台北の寧夏夜市では胡椒餅が1個50元(約230円)、士林夜市では巨大フライドチキンが70元(約320円)程度で販売されています。
また、朝ごはんには豆漿や鹹豆漿、昼には牛肉麺など、1日を通して食の楽しみが尽きません。台北や高雄など、都市ごとに名物があるのも魅力です。

お土産

台湾のお土産は種類豊富で、ばらまき用から特別な一品まで選ぶのも楽しい時間です。定番のパイナップルケーキは1箱300〜500元(約1,400〜2,300円)、ドライマンゴーや台湾茶も人気です。最近ではオシャレなパッケージの漢方石けんやお香なども注目されています。
迪化街には昔ながらの問屋街があり、お手頃価格でお土産をまとめ買いできます。スーパーやコンビニにも日本では手に入らないお菓子や飲料がそろっていて、ちょっとした買い物も楽しい時間になります。
女子旅

台湾は治安が良く、交通機関も整っているため、女子旅にぴったりな旅行先です。台北ではレトロな町並みが楽しめる迪化街や、かわいい雑貨がそろう永康街など、写真映えするスポットが満載。
足つぼマッサージや漢方スパ、カフェ巡りも人気です。また、タピオカミルクティーや豆花など、見た目も味も楽しめるスイーツが豊富で、旅の思い出にも彩りを添えてくれます。

台湾・台北観光を満喫するためのおすすめモデルコース

短期間でも充実した旅ができるのが台湾・台北の魅力です。2泊3日なら市内観光はもちろん、郊外の人気スポットも効率よく巡ることができます。初めての方でも安心して楽しめるよう、グルメや文化体験、ショッピングまでを盛り込んだおすすめスケジュールをご紹介します。

2泊3日で効率よく台湾・台北を巡るおすすめスケジュール
観光、グルメ、歴史、自然の全てを楽しめるように、台北市内と近郊エリアを組み合わせたバランスの良いプランです。MRTやタクシーを活用することで移動時間も短縮でき、限られた時間でも満足度の高い旅行が実現できます。定番スポットに加え、夜市やローカル体験も盛り込んでいるため、初めての台湾旅行にぴったりです。
1日目
台北松山空港または桃園空港に午前中に到着後、MRTで台北駅周辺へ移動し、荷物をホテルに預けてから観光スタート。午後は中正紀念堂や龍山寺を見学し、台湾の歴史や文化に触れましょう。夕方は若者に人気の西門町を散策してショッピングや写真撮影を楽しみ、夜は士林夜市へ。
胡椒餅は1個50元(約230円)、大鶏排は70元(約320円)とリーズナブルに台湾グルメを満喫できます。食後は足つぼマッサージ(15分150元〜/約690円〜)で旅の疲れを癒すのもおすすめです。
2日目
朝食をホテルや豆漿店で楽しんだ後、台北駅から電車で瑞芳駅へ向かい、そこからバスで九份へ移動。山の斜面に広がるノスタルジックな街並みや、阿妹茶樓での台湾茶体験など、ゆったりとした時間を過ごせます。
昼食後は十分へ移動し、ランタン飛ばし体験は1個200元(約920円)ほどで参加可能。夕方に台北市内へ戻り、永康街で小籠包やタピオカスイーツを味わいましょう。時間があれば誠品書店などでお土産探しもおすすめです。
3日目
最終日は早めにチェックアウトを済ませ、迪化街へ。乾物や漢方、レトロ雑貨などがそろうこのエリアは、台湾らしいお土産探しにぴったりです。朝食には鹹豆漿(35〜45元/約160〜210円)などのローカルグルメを楽しみながら、現地の雰囲気を満喫しましょう。
その後は空港へ向かうまでの時間を使って、最後にカフェで休憩したり、足つぼマッサージ(150元〜/約690円〜)をもう一度体験するのもおすすめ。余裕をもって空港に向かえば、安心して帰路につけます。
台湾を楽しむポイント

台湾旅行をより快適に楽しむためには、事前の準備と基本情報の把握が大切です。通貨や両替、現地での移動手段や物価感覚を知っておくことで、旅先でのトラブルを防ぎ、安心して観光を満喫できます。治安やベストシーズン、SIMカードの準備も重要なポイントです。ちょっとした工夫で、台湾旅行はもっと楽しく、もっと身近になります。
通貨

台湾の通貨はニュー台湾ドル(TWD)で、紙幣は100、500、1,000元が一般的に流通しています。日本円とのレートは1元あたり約4.5円(2025年時点)で、たとえば500元は約2,250円に相当します。現金決済が主流ですが、都市部ではクレジットカードや電子マネー(EasyCardやiPASSなど)の利用も広がっています。
小規模な夜市やローカル店では現金しか使えない場合も多いため、ある程度の現金を持っておくのが安心です。お釣りで50元以下の硬貨が多く出るので、使いやすいよう財布を分けておくと便利です。

両替

台湾では空港や市内の大手銀行で日本円からニュー台湾ドルへの両替が可能です。一般的に、台湾の空港でのレートは日本の空港より良いため、現地到着後に両替するのが賢明です。1万円を両替すると約2,200〜2,300元になることが多く、手数料は含まれているため別途徴収されることはありません。
市中のホテルでも両替は可能ですが、レートがやや悪いことが多いため注意が必要です。レート確認にはスマホアプリを活用し、こまめにチェックするのがおすすめです。

入国

日本国籍の観光客は、90日以内の滞在であればビザなしで台湾に入国できます。パスポートの残存有効期間が3ヶ月以上必要なので、出発前に確認しておきましょう。現在、台湾の入国カードはオンライン提出が推奨されており、事前に入力しておけば入国審査がスムーズに進みます。
入国審査では顔写真撮影や指紋採取がありますが、特別な手続きは必要ありません。到着空港では案内表示が分かりやすく、日本語対応のスタッフがいる場合もあるため、初めての方でも安心して入国できます。
治安

台湾はアジアの中でも治安の良い国として知られており、夜遅くに女性が1人で外出しても問題ないケースが多くあります。台北や高雄など主要都市では街灯が多く、夜市や観光地も賑わっているため安心感があります。ただし、スリや置き引きなどの軽犯罪には注意が必要です。
混雑するMRTや夜市ではバッグを前に持つなど基本的な対策を心がけましょう。タクシーのトラブルも少なく、公式タクシーを利用すれば安全です。万一のために、海外旅行保険への加入や緊急連絡先の準備もおすすめです。

物価

台湾の物価は日本と比べてやや安めで、旅行中の出費を抑えやすいのが魅力です。たとえばローカルの食堂では、魯肉飯が40〜60元(約180〜270円)、牛肉麺が120〜180元(約540〜810円)と、日本の外食よりもリーズナブルに本格的な味を楽しめます。
コンビニで販売されているおにぎりや飲料も20〜30元(約90〜140円)程度で、日本の半額以下の価格帯です。ただし、スターバックスなどのチェーン店や輸入ブランド商品などは日本と同程度、あるいはやや高めの場合もあります。全体的には、日本と比べて物価が低く、コストパフォーマンスの高い旅が実現しやすい国です。

旅行費用

台湾旅行にかかる費用は、シーズンや旅行スタイルによって変わりますが、2泊3日のモデルケースではおおよそ50,000〜80,000円が目安です。LCCを利用すれば往復航空券は20,000〜35,000円程度、ホテル代は1泊5,000〜10,000円程度で抑えられます。
現地での食費は1日約1,500〜2,500円、観光や交通費を合わせても1日5,000円以内で過ごすことが可能です。夜市やローカル食堂を利用することで費用をさらに削減できます。贅沢をしすぎなければ、台湾は日本国内旅行よりも割安で、充実した内容の旅を楽しむことができます。

移動手段

台湾旅行中の移動は、主にMRT(地下鉄)とタクシーを使うのが便利です。台北市内にはMRTが5路線以上あり、主要観光地をほぼ網羅しています。運賃は距離によって異なりますが、初乗り20元(約90円)からと非常に安価で、車内も清潔で安心です。ICカードの「悠遊卡(EasyCard)」を使えば運賃割引や乗り換え割引が適用され、手間も省けます。
また、タクシーも日本より割安で、初乗りは85元(約380円)から。目的地を中国語で表示した画面を見せるとスムーズに伝わります。深夜でも比較的安全に利用でき、人数が多い時や荷物が多い場合に特に便利です。

持ち物

台湾旅行で必要な持ち物は、日本の旅行とほぼ同じですが、台湾特有の気候や文化に合わせた準備がポイントです。まず現金は小額紙幣を多めに持つと、夜市や小規模店舗で便利です。
電圧は110V、プラグは日本と同じA型が使えますが、機器によっては変圧器が必要です。日差しが強いため、帽子や日焼け止めも必須です。また、にわか雨に備えて折りたたみ傘を持参すると安心です。
ベストシーズン

台湾旅行のベストシーズンは、気候が安定していて過ごしやすい春(3〜5月)と秋(10〜11月)です。春は平均気温が20〜25度前後で湿度も低く、桜や緑が美しい季節。秋は台風シーズンが終わり、晴天の日が多く観光にぴったりです。特に台北では秋晴れの日が多く、街歩きや郊外への日帰り旅行にも向いています。
一方で夏(6〜9月)は高温多湿で、特に7・8月は35度を超える日もあり、熱中症対策が必要です。冬(12〜2月)は日本よりは暖かいものの、曇りや雨が多くなるため、服装や天気対策が重要です。

SIM

台湾でのスマートフォン利用には、現地のプリペイドSIMカードの購入が便利で経済的です。空港や市内の通信会社窓口で購入可能で、5日間使い放題タイプで300〜500元(約1,400〜2,300円)が一般的な価格です。
中華電信や遠傳電信、台湾大哥大など大手キャリアのSIMなら通信速度も安定しており、MRTや山間部でもつながりやすいのが特長です。パスポートがあれば即日開通でき、開通作業は窓口スタッフが行ってくれるため、初めての台湾旅行でも安心です。

安い時期

台湾旅行をお得に楽しみたいなら、航空券やホテル料金が下がる「安い時期」を狙うのがポイントです。1月下旬〜2月上旬の春節(旧正月)や10月の国慶節など大型連休を避ければ、比較的価格が安定します。
また、週末よりも平日出発の方が料金が安く、LCCを利用すればさらに節約できます。天候やイベント情報をチェックしながら、静かな観光を楽しみたい方にとってベストなタイミングです。

まとめ
台湾・台北は、歴史的建造物から近代的なランドマーク、活気あふれる夜市や豊かな自然まで、あらゆる魅力がぎゅっと詰まった都市です。アクセスの良さと治安の良さに加え、グルメや文化体験も充実しており、初心者からリピーターまで楽しめる旅先です。
日帰りで行ける郊外の観光地も多く、短期間でもさまざまな表情を満喫できます。あなたも次の旅は、奥深い魅力あふれる台湾・台北を訪れてみてはいかがでしょうか。